マーラーカンド管区―――金曜礼拝中に爆弾が爆発、二か所のモスクにて20人の礼拝者が殉教―――
2013年05月18日付 The daily Jang紙

爆発は、金曜礼拝前の宗教説法中に起きた。とあるモスクの天井が陥落したことにより多くの人々が下敷きとなった。負傷者は病院に搬送され、10人は重体で、死者が増える可能性も
病院では非常事態宣言を発表、事件発生当時、携帯電話回線は不通だったと、副区長。
爆発物は事件発生以前にモスクに置かれていた。大統領、暫定首相とアルターフ・フサインが非難声明
 マーラーカンド(通信社発)パキスタンのハイバル・パクトゥーンハー州が再びテロに包まれた。マーラーカンド地域のバーズダラーにおいて金曜礼拝を行うためモスクに来ていた人々への宗教説法の間爆発が起こった結果、少なくとも20人が死亡、50人以上が負傷した。負傷者たちは近くの病院に搬送され、何人かは予断を許さない状況にある。死者が増加する心配もある。マーラーカンドの副区長は「爆発が起きた時、この地域での携帯電話回線は停止されており、非常に大きな爆発であったためにモスクは重大な損傷を負った。爆発でひとつのモスクでは天井が落ち、人々は下敷きになった。爆弾は最初からモスクに設置されていた。治安部隊は事件ののちにこの地域を包囲し調査を開始した」と述べた。大統領アースィフ・アリー・ザルダーリー、ミール・ハザール・ハーン・コーソー暫定首相、アルターフ・フサインMQM領袖、ムスリム連盟(ナワーズ派)党首ナワーズ・シャリーフ、パキスタン正義行動党議長イムラーン・ハーンおよび他の指導者たちは爆発を非難し、死者に対して追悼の念を表した。アルターフ・フサインは自らの発言で「モスクはアッラーの家である。モスクをテロの標的にするものは、イスラームの友人でもなければ、人道的にも許し難い」と述べた。詳細によるとマーラーカンド管区の遠く離れた地域、バーズダラーでの2つのモスクでは金曜礼拝前の宗教説法中の爆発により突然揺れだし、計二回の爆発により20人以上が死亡、50人以上が負傷した。負傷者は病院に搬送され、そのうち10人は重体である。また死者が増える懸念がある。爆発により二つのモスクは大きく損傷した。治安部隊はこの地域を包囲し、地元民の協力の下、救援活動が続けられている。遺体と負傷者はハーナー、ダルガイー、マルダーンの病院に搬送された。マーラーカンドの副区長は「爆発の起きた時に現地では携帯電話回線が途絶えていた。地元政府によれば、爆発はダルガイーから25キロ離れた山岳地域で発生した。発生地域が遠かったために救援が難航している。また、爆発で一つのモスクの天井が陥落し、人々が下敷きになった。ダルガイーの警視監アブドゥッラー・マシャールは、初動捜査によると爆弾は以前からモスクに設置されていた。当地域で外出禁止令が発令された後、容疑者の捜索のため作戦が継続されているが、未だ逮捕された者はいない、という。マーラーカンドのすべての病院で非常事態が宣言された。

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(翻訳者:高橋直暉)
(記事ID:104)