葬儀の礼拝の最中自爆攻撃、パキスタン正義運動の州議会議員を含め29人が死亡
2013年06月19日付 The daily Jang紙

シェールガルで殺害された地元のガソリン・スタンドのオーナーの葬儀の礼拝の最中であった。「神は偉大なり」が2度目に唱えられたところで激しい爆発破が起こり、あたり一面に肉片と死体が散乱。目撃者の証言
 爆破で負傷者も75人。モーラーナ・カースィムと爆破で死亡したイムラーン・マヘマンドの弟も負傷。自爆犯人の遺体の一部発見。犯人はウズベク人であった。捜査担当の警視。

ペシャーワル/タフテ・バーイー(ANP/ジャング特派員)ハイバル・パフトゥーンフワー州のマルダーン県内の地区、シェールガルで地元の実業家の葬儀の礼拝の最中に自爆テロが発生。この結果PK27 (選挙区)から無所属で当選し、後にパキスタン正義運動に入党した州議会議員、イムラーン・ハーン・マヘマンドを含め29人が死亡、75人が負傷した。一方現場に居合わせたパキスタン正義運動から初当選の国民議会(=下院)議員、アリー・ムハンマド・ハーン弁護士は間一髪で難を逃れた。ハイバル・パフトゥーンフワー州政府は今回のマルダーン爆破事件の死亡者に対し各々30万ルピー、負傷者に対し各々10万ルピーを支給すると発表した。これに先立ち葬儀の礼拝には何百人もの参列者を数え、負傷者の中には前国民議会議員、モーラーナ・ムハンマド・カースィムと前マッデー・バーバーの評議員、マリク・アマーン・ハーン、ジャマーアテ・イスラーミーのモーラーナー・アブドゥルバッルも含まれている。負傷者のうち約20人は重傷である。負傷者はダルガイー、タフテ・バーイー、マルダーン、ペシャーワルの各病院に搬送される一方、病院側では非常事態が敷かれた。捜査担当の警視は次のように述べた。「事件の捜査に必要な証拠類の収集は完了した。また自爆犯の遺体の一部も得られたが、一見して自爆犯が地元民ではなくウズベク人であったことは明らかである。」アースィフ・ザルダーリー大統領、ナワーズ・シャリーフ首相、イムラーン・ハーン・パキスタン正義運動議長、モーラーナー・ファズルッラハマーン・イスラーム・ウラマー党代表とサイヤド・ムナッワル・ハサン・ジャマーアテ・イスラーミー代表を含め多くの政治及び宗教指導者たちは事件を強く非難し、亡くなった人々の遺族に対し深い哀悼の意を表明した。詳細によると、昨日銃撃で死亡した地元のガソリン・スタンドのオーナー、ハージー・アブドゥッラーの葬儀の礼拝が、マーラーカンド・ロードのシェールガルで行われていた最中、身元不明の自爆テロ犯が自爆して果てた。前国民議会議員でイスラーム・ウラマー党パフトゥーンフワー支部の事務局長、ムハンマド・カースィムが葬儀の礼拝を先導していた最中であった。彼もこの爆破で軽傷を負った。しかしながら自爆テロリストが狙ったのは州議会議員イムラーン・ハーン・マヘマンドであった。葬儀の礼拝に参列していたパキスタン正義運動の初当選国民議会議員アリー・ムハンマド・ハーンは危うく難を逃れた。目撃者や地元政府当局者の話によると、シェールガルのマーラーカンド・ロードで葬儀礼拝が行われていた最中、「神は偉大なり」が2度目に唱えられたところでマーラーカンド・ロードの西側から突然25、26歳と見られるアフガーン人風の身なりをした若者が駆け込んで来、先頭の列に入るや、その後に激しい爆発が起こり、あたり一面血と肉片の海と化したという。爆破で死亡乃至負傷した人々は何れも火傷が酷く、その身元確認は困難な状況であるという。ある警察職員によれば、負傷者の多くはかなりの重体であるという。この事件の後に多数の警察官が現場に到着し、事件現場を残らず包囲した。

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(翻訳者:高橋直暉)
(記事ID:181)