ラホールでモスクの屋根が崩落、礼拝中の24人が死亡11人が負傷
2014年09月10日付 The daily Jang紙

ダローガーワーラーの金曜モスクでは昼の礼拝の最中であった。激しい雨により弱っていた2階のコンクリートの屋根が突然落ち、荷重に耐えきれず1階の屋根も崩落。
人口密集地域のため重機の使用が不可能。救援職員や付近の住民が素手で瓦礫の撤去作業。首相やアルターフ・フサイン、パンジャーブ州首相その他が哀悼の意を表明。

ラホール(ジャング紙/通信各社):―ラホールのダローガーワーラーでモスクの屋根が落ち、礼拝中の24人が死亡し、11人が負傷した。ジャーメ・マスジド・ハナフィーヤで昼の礼拝の最中であった。激しい雨により弱っていた2階の屋根が突然1階の屋根に落ち、その荷重に耐えきれず1階の屋根も崩落した。人口密集地域のため重機の使用が不可能で、救援職員や付近の住民が素手で瓦礫の撤去作業を行なった。多くの人々が瓦礫の下に埋もれているため、死者数は更に増加する懸念がある。首相、アルターフ・フサイン、パンジャーブ首相、シラージュルハックその他の指導者は事件に哀悼の意を表した。パンジャーブ州知事シャハバーズ・シャリーフは事故現場を視察し、死亡者の遺族に面会し、55万ルピーの支援を発表した。詳細によればラホールのダローガーワーラーでSAストップにある民営製粉所の側のジャーメ・マスジド・ハナフィーヤで昼の礼拝の最中であった。礼拝が丁度2回目のラクアト(=礼拝単位)である時、突然モスクの2階のコンクリートの屋根が崩落し、1階の屋根もその荷重に耐えきれず、両方の屋根の瓦礫が礼拝中の信者を直撃した。目撃者によれば昼の礼拝の時間モスクには45~50人の人々がいた。報に接するや、多数の付近の住民が現場に駈け付ける一方、パンジャーブ救急サービス、エーディー財団や福祉事業団のボランティアたちも現場に到着し、瓦礫の撤去作業に着手した。県当局によって瓦礫の撤去のため重機も投入されたが、人口密集地域のため重機を指定の場所に運び入れるのに極めて難儀した。狭い路地のために重機が中に入らず、小さな工具を使ってコンクリートの板を切断しながら埋もれた人々を救出した。伝えられるところによれば、モスクの管理当局によってコンクリート屋根の上には土が盛られており、今回の雨によってその土が水分を含み、弱っていたコンクリート屋根がその荷重に耐えきれず崩落したという。救援機関によれば今も10~15人の人々が瓦礫の下に埋もれているとのことであるが、目撃者によれば、瓦礫の下には今も30~40人が埋もれている可能性があるという。

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(翻訳者:石塚智恵)
(記事ID:360)