バローチスターンでテロ トゥルバットでキャンプを銃撃、眠っていた作業員20人が死亡
2015年04月12日付 The daily Jang紙

金曜日の深夜に武装した犯人がソーラーブ・ダムの橋を建設に従事している作業員を襲撃。死亡者には、ラヒームヤール・ハーンとサーディカーバードの13人のパンジャーブ人とタルとタルハールの7人のスィンド人が含まれる。集団葬送礼拝挙行
「バローチスターン分離独立戦線(BLF)」が犯行を認めた。職務怠慢の廉で警備員8人逮捕。死亡者の遺族と負傷者への補助の発表。捜査のため合同捜査チームを設立。このような事件では我々はビクともしない──首相

クエッタ、ハブ(ジャング代表、通信各社、記者):―バローチスターンでテロ。トゥルバット郡内のゴーゴダーンにおいて、金曜日の深夜、テロリストがソーラーブ・ダムの橋の建設に従事している建設会社作業員を身元確認の上銃撃し、20人を殺害、3人を負傷させた。非合法「バローチスターン分離独立戦線」が犯行を認めた。死亡したのは、ラヒームヤール・ハーンとサーディカーバードの13人のパンジャーブ人とタル(=タル・パールカル)とタルハールの7人のスィンド人であった。大統領や首相は強い口調でこの事件を非難し、以下のように述べた。「この様な事件に我々はビクともしない。テロ撲滅ための「アザブの一撃作戦」(=部族地域でのターリバーン掃討作戦遂行に変更はない。」と。バローチスターン州首相は述べた。「犯人を必ずや裁きの場に引き出してやる。」と。また同州首相は、警備態勢の不備が事件を招いたとしながら、死亡した作業員各々の遺族に100万ルピー、負傷した作業員各々に5万ルピーの補助を支給すると発表した。事件の捜査のために合同捜査チームも設立された。死亡者の合同葬送礼拝は国境警備隊のキャンプで執り行われた。作業員の警備を担当していた8人のレヴィー職員(訳注:レヴィーとは、バローチスターン州の国境警備隊のこと)は職務怠慢により解雇し、身柄を拘束の上告訴された。連邦首相とバローチスターン州首相は、事件の報告を求めた。詳細によると、トゥルバット地区のゴーグダーンにおいてソーラーブ・ダム近くの橋の建設を手掛けていた民間建設会社作業員23人は、金曜日夜に仕事を終えてキャンプで就寝中であった。深夜1時40分、バイクに乗った多数の武装した犯人が、作業員のキャンプに向かって激しい銃撃を始めた。銃撃により作業員20人、スーベダール、マジード、マージナー、カーラー、ムハンマド・アユーブ、ムハンマド・アスラム、ニーレー・マントー、ムハンマド・ラーナー、アブドゥッラフマーン、ムハンマド・ファールーク、ハージー・ムハマド・ディーン、アーシク・フセイン、アッラー・ディーナー、ムムターズ、バハーワル、イルシャード、ファキーラー、サージド、ターヒル・ザマーンが即死、また、作業員3人、ムハンマド・アシュラフ、アッラー・ディーナー、マリク・ソーナーが重傷を負った。死亡した13人はパンジャーブ州のサーディカーバードとラヒームヤール・ハーン出身、また、7人はスィンド州のタルパールカルとタルハールの出身であると言われている。消息筋によると、キャンプの警備を担当していた8人のレヴィー職員は持ち場を捨ててさっさと逃げ出し、その結果襲撃者は易々と犯行に及んだ。目撃者がトゥルバット警察に語ったことによると、襲撃犯は徒歩でやって来て、犯行の後ガシュクール・ナディー方面を経て逃走した。集団的殺人事件の後、バローチスターンで作業に従事する他州出身者の間に恐怖と不安の波が広がった。警察と治安機関は現場周辺を砲囲し、ローラー作戦を開始した。一方、地域に張り巡らされた全てのチェックポストには強い警戒体制をとらせた。アブドゥル・マーリク・バローチスターン首相はグワーダル訪問を短縮し、トゥルバットに到着している。イムラーン・ハーン、アルターフ・フセイン、アースィフ・ザルダーリー、チョードリー・ニサール、シャハバーズ・シャリーフ、ファズルッラフマーン、スィラージュル・ハク、ビラーワル・ブットー、カーイム・アリー・シャー、チョードリー・シュジャーアト等が、作業員達の殺害に対して強い遺憾の意と悲しみを表明し、事件を強い口調で非難した。ところで、クエッタでの記者会見において、バローチスターン州首相、マーリク博士は以下のように語った。警備態勢の不備がトゥルバットの事件を招いた。事件の捜査のために合同捜査チームを設立している。犯人達を必ずや懲らしめてやる。バローチスターンでのテロの犯行にはインドが関与している。「バローチスターン分離独立戦線」の広報官、ゴフラーム・バローチは犯行を認めて以下のように述べた。「FWOは軍の建設会社である。バローチスターンの民は発展という名の帝国主義的な開発計画は決して許しはしない。」と。

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(翻訳者:松岡由希子)
(記事ID:415)