ペシャワールの空軍キャンプに侵入し、襲撃、29人が死亡
2015年09月19日付 The daily Jang紙

反撃作戦においてテロリスト14名が死亡

早朝5時にキャンプに侵入後、2組に分かれ、1組が衛所を襲い、もう1組がモスクに侵入して礼拝中の16名と近くの兵舎にいた7名を殺害、負傷者は29名
即応部隊が10分後に到着、警察と精鋭部隊も作戦に参加、死亡者には空軍の23名と大尉1名を含む陸軍の3名、民間人3名が含まれる、ターリバーン運動は犯行を認めた。

ペシャーワル、ラーワルピンディー(一般記者、総合担当記者、社会部記者、事件担当記者、通信各社、監視班):―テロリストが在ペシャワール・ブドゥベール空軍キャンプを侵入の上襲撃した。この襲撃で大尉1名を含め兵士29名が死亡、29名が負傷した。反撃の中でテロリスト14名も死亡した。死亡者のうち23名は空軍に所属する。陸軍大尉1名と陸軍職員2名も死亡。負傷者はレイディー・レディング病院と在ペシャワールCMH(民間併用陸軍病院)に搬送された。負傷者の中にはハシーブ陸軍少佐や空軍兵士4名に加え国境警備隊の兵士も含まれている。パキスタン軍広報部によると、警察官の制服に身を包んだテロリストはナンバープレートを外した車両に乗ってインキラーブ通り経由で現場に到着したという。早朝5時に空軍のキャンプに二方向から侵入し、中へ入ると2組に分かれ、正面入り口に向けて銃を乱射しつつ、手榴弾をも投げたという。1方の組は衛所を襲い、もう1つの組はキャンプ付属のモスクに侵入して、礼拝中の16名と近くの兵舎にいた7名を殺害した。これら全ての英霊は空軍の所属であった。それでも、兵士たちは管理区域と技術区域へのテロリストの前進を未然に防いだ。襲撃したテロリストたちとの銃撃戦で即応部隊所属のイスファンディヤール大尉を含め陸軍兵士3名も死亡した。この襲撃による死亡者の中にはパキスタン空軍勤務の民間人3名も含まれる。テロリストたちの襲撃の後、即応部隊が反撃に出、対テロリスト作戦を開始した。この作戦の間テロリスト14名も殺害された。空軍の広報官によると、テロリストたちの攻撃の標的となったのは、本格的な作戦基地ではなく、人口が密集する住宅地域であり、空軍の設備は無疵のままであったという。また、テロリストたちと交戦中29名が負傷し、彼らは在ペシャワールCMHとレイディー・レディング病院に搬送されたという。負傷者の中には、治安部隊の士官2名を併せて兵員10名が含まれていた。広報官は次のように述べた。テロリストたちは攻撃の際、警戒網を破るために衛所を襲うと、空軍兵士はこれに激しく応戦した。10分後即応部隊も到着し、彼らはテロリストたちへの反撃を開始した。この時即応部隊のハシーブ少佐が足に銃弾を受けて負傷した。警察と精鋭部隊、治安部隊の更なる部隊も駈け付け、即応部隊の応援に参加した。ヘリコプター3機による上空からの監視も行われた。作戦の後、軍隊と警察は力を合わせてその一帯を包囲し、ローラー作戦を行ない、多数の不審な人物を拘束した。消息筋によると、テロリストたちの年齢は17歳から24歳の間で、彼らは2台の車に分乗して現場に到着したが、このうち一台が押収されたという。全員が顎鬚を蓄え、重火器で武装していたという。一方、非合法組織パキスタン・ターリバーン運動はブッドゥベール空軍基地襲撃の犯行を認めた。非合法組織パキスタン・ターリバーン運動の広報官、ムハンマド・フラーサーニーは、一通のメールで今回の基地襲撃の犯行を認めつつ、次のように述べた。「24名を超える同志が空軍基地の襲撃に加わった。今回の攻撃は軍の掃討作戦の結果に対する報復であり、イスラーム国家の樹立を果たすまで我々の闘争は続く」と。消息筋によると、最前線で軍部隊を指揮していたイスファンディヤール大尉は、この上ない勇猛果敢さを見せつけながら任務に斃れた。衛所で任務に就いていたシャーン、サーキブ、ターリクの各一等兵もテロリストと交戦中死亡した。消息筋によると、イスファンディヤール大尉は最前線で軍部隊の指揮を執っていた最中テロリストとの銃撃戦で死亡したという。彼は陸軍の最も優れた士官の1人に数えられており、その極めて優れた働きに対し栄誉の剣を賜ったこともあるという。

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(翻訳者:渡邊すず花)
(記事ID:452)