パターンコート空軍基地襲撃事件をグジュラーンワーラーで立件
2016年02月20日付 The daily Jang紙

内務副長官の請願に基づき警部補の提起により正体不明の6名を被疑者としてインドの空軍基地襲撃事件が立件。罪状にはテロリズムに関する条項も含む。合同捜査チームが本格的に捜査に着手する予定──テロ対策部広報官
パーキスターンは誠意を見せた。もうインドは疑惑の数々からは手を引くべし。証拠が見つかれば、マスウード・アズハルに対する措置もあり得る。国家責任追及局のパンジャーブへのお出ましは歓迎。ナンディープル及びメトロ計画に対する捜査に対しては準備万端──ラーナー・サナー

グジュラーンワーラー、イスラーマーバード(ジャング特派員、通信各社):―ナワーズ・シャリーフ首相の指示で立ち上げられた特別捜査チームの勧告に基づきインドのパターンコート空軍基地襲撃事件はグジュラーンワーラーで立件された。警察のテロ対策部がエーテザーズッディーン内務副長官の請願に基づき正体不明のテロリスト6名を容疑者として殺人及び殺人未遂、テロリズムの容疑でこの事件を受理した。FIR(初期調書)はインド政府の安全保障担当顧問が提供した情報と書類を念頭に作成された。この一件では正体不明の容疑者たちの国籍への言及はない。テロ対策部広報官によれば、合同捜査チームが本格的にこの事件の捜査に着手するという。メディア側の報告によれば、インド領パンジャーブ州のパターンコートにおいて軍事基地に対する襲撃事件はグジュラーンワーラーにおいて警察のテロ対策部が立件したという。この一件はエーテザーズッディーン内務副長官の請願に基づき警部補の提起により正体不明のテロリストたちを容疑者として受理され、罪状はパーキスターン刑法302及び324、109の各条項及び対テロリズム法7及び21条が含まれるという。この一件では正体不明の6名が容疑者として挙げられているが、「この事件の立件がパーキスターン国籍を有する者を容疑者としてのものなのかどうか」、あるいは「空軍基地襲撃に加担した何れかの容疑者を逮捕したのか」、あるいは「誰の通報により立件されたのか」等の詳細には警察当局は一切触れていないという。FIRには、インド政府の安全保障担当顧問から「5~7名の襲撃者はグジュラーンワーラー方面からインドに侵入し、パターンコートの空軍基地を襲撃した」との知らせがあった、と記されているという。テロ対策部広報官の出したプレス・リリースによれば、パターンコートの空軍基地襲撃事件のFIRはグジュラーンワーラー県警テロ対策部により襲撃実行犯4名とその幇助犯2名を容疑者に作成されたという。同一件はパーキスターン刑法302及び324,109条と対テロリズム法7及び21条(I)に抵触するとして立件され、FIR番号は2016/6である。パターンコート襲撃事件に絡み合同捜査チームは既に立ち上げられており、この一件の受理を経て本格的に捜査に着手されるであろうという。
ラホール(本誌記者、通信各社):―ラーナー・サナーウッラー・パンジャーブ州法務相はこう述べた。「パターンコート空軍基地襲撃事件はグジュラーンワーラーのテロ対策部において正体不明のテロリスト6名を容疑者として受理されました。パーキスターンは己が誠意を見せました。もうインドはむやみやたらな疑惑からは手を引くべきです。証拠が見つかれば、モウラーナー・マスウード・アズハルに対しても措置を取ります。テロリズムは、インドやアフガーニスターンも意見を同じくする時終焉を迎えるでしょう。国家責任追及局のパンジャーブへのお出ましは大歓迎です。ナンディープルやメトロ計画の捜査に対しては準備万端です。」と。彼は昨日パンジャーブ州議会議事堂構内で報道陣との会話の中でこうした考えを表明した。ラーナー・サナーウッラー曰く、「パーキスターンはパターンコート襲撃事件では透明性のある捜査を行います。インドが提供した情報を基にこの一件は受理されましたが、これはテロリズムに対するパーキスターンの真摯な態度をよく物語っています。もし我々が国際的に自らのイメージアップを図る、あるいは他の諸外国によるパーキスターンへの敵対的なプロパガンダを根絶しようと思うならば、こうした措置を取らざるを得ません。」と。曰く、「提供された携帯電話番号に関して捜査中です。モウラーナー・マスウード・アズハルの関与を裏付ける証拠が得られれば彼に対しても行動を起こします。捜査チームには全権がありますので、チームは例外なく誰をも逮捕する権限があります。」と。曰く、「国境の向こう側で起きた事件の捜査に関して合同捜査チームが立ち上げられます。それには軍及び国家の全諜報機関が含まれます。パターンコート事件の絡みで「こうした動きを取っているのがどういう連中であるのか」、「彼らの出身はインドなのかどうか」、また「彼らは単にパーキスターンに罪を擦り付けたがっているのか」といった情報を収集します。テロリズムは断固として許さないということを我々は自らの行動で以って示さなければなりません。エイペックス・コミッティーではあらゆる種類のテロリズムについて話し合いが行われています。連邦首相と軍参謀総長の使命はこの国からテロリズムを一掃することです。国家行動計画に基づき速い速度で任務は進行しています。もし国家責任追及局がパンジャーブに足を踏み入れたいのなら、我々は彼らを大歓迎です。ナンディープルとかメトロ・バスとかの計画の捜査には準備万端です。我々の使命はこの国からの腐敗の一掃です。これ無くしてこの国の発展はあり得ません。ただし、外国からの投資に響くようなことは避けなければなりません。」と。

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(翻訳者:露口哲也)
(記事ID:483)