トゥルバト及びムハマンドでテロ事件、隊員5名が死亡
2017年04月24日付 The daily Jang紙

国境警備隊員の乗った車に発砲そして爆破。母なる故国からテロリストを一掃しましょう―─首相。パキスタン国民1人1人はラッドゥル・ファサード作戦の兵士です─―参謀総長

車に対する攻撃で市民1名も死亡。ムハマンドのサーフィー郡では地雷の爆破によってハーサダール隊員1名も死亡。さあ、共にパキスタンから腐敗を一掃しよう。知らずに知らずの内によからぬことを企む者たちの陰謀に加担していたというようなことのないように──バージュワ将軍
国境警備隊員の犠牲は無駄にはなりません。敗北は過激派やテロリストたちの宿命なり―─アースィフ・アリー・ザルダーリーチョードリー・ニサール内務相とスィラージュル・ハックその他の指導者たちの攻撃に対する非難

クエッタ、ムハマンド管区、ラーワルピンディー(ジャング特派員、事件記者、通信各社):-バローチスターン州トゥルバト県での国境警備隊の車に対するテロリストの攻撃で、隊員4名を含む5名が死亡、同隊員3名も負傷した。トゥルバト県のマンドにおいて国境警備隊員たちが車で移動の最中、テロリストが車に発砲の上爆破を行ったのである。死亡者の中には一般市民1名も含まれる。治安関係筋は次のように発表した。テロリストによる発砲があった後に国境警備隊職員の乗った車の近くで時限装置による爆破があったが、このテロリスト的犯行において国境警備隊4名を含め、5名が死亡、同隊員3名が負傷、負傷者は病院に搬送され、治安部隊は事件現場で証拠品の収集を始めた、と。三軍統合広報部によればこうである。国境警備隊の車は通常のパトロールの最中であった。爆薬はトゥルバト県のガーヴィック・ロードに仕掛けられていた。現場付近を封鎖してローラー作戦が開始されている、と。
一方、ムハマンド管区のサーフィー郡、アリーナガール群では地雷の爆破でハーサダール隊員1名*が死亡し、もう1名が重傷を負った。地元の行政当局によれば、日曜日、サーフィー郡の遠隔地、アリーナガール・シールワーリーに、ハーサダール隊の隊員アミール・ダードの息子イクバール・ハーンは任務で居たところ、突然地雷が大きな爆音をたてて爆発し、その結果ハーサダール隊員のイクバールは即死、その仲間ザル・ムハンマドは重傷とのことである。同負傷者は病院に搬送され、亡くなった同ハーサダール隊員は告別礼拝が本部のガルナイーで執り行われたとのことである。政府筋によれば、サーフィー郡のズィヤーラト・カレーにある地元のマリク・ハヤート・グルのお堂の付近で地雷の爆発があったとのことであるが、人的な損失はなく、事件の後、治安部隊と駐在官当局は捜査と尋問を開始しているという。
ナワーズ・シャリーフ首相は、トゥルバトでの国境警備隊の車に対するテロ攻撃を激しく非難し、爆破において尊い命が失われたことについて深い悲しみと残念さを表明しながら次のように言った。「母なる故郷からテロリストを完全に一掃しましょう。」と。ナワーズ・シャリーフ首相は死者たちの冥福と遺族の悲しみに耐える忍耐のために祈った。パキスタン人民党国会議員団長のアースィフ・アリー・ザルダーリーも国境警備隊の隊員に対するテロ攻撃を激しく非難し、こう述べた。「国境警備隊員の犠牲は無駄にはなりません。敗北は過激派やテロリストたちの宿命なり。」と。チョードリー・ニサール内務相とスィラージュル・ハック・ジャマーアテ・イスラーミー代表もテロリストたちの攻撃を非難した。
話変わって、参謀総長カマル・ジャーヴェード・バージュワ将軍はこう述べた。「パキスタン国民1人1人はラッドゥル・ファサード(=腐敗の撃退)作戦の兵士です。さあ、力を合わせてパキスタンから腐敗を一掃しましょう。」と。三軍統合広報部長官アースィフ・ガフール少将によりSNSのウェブサイト、ツイッター上でパキスタンを安全かつ堅固にするための短いビデオが流された。その中では、確認もせず、見知らぬ人物を信用しないようにとのメッセージが出されている。パキスタン軍によるパキスタン人一般市民に意識を醸成する目的の公共広告のメッセージの中で彼らに次のように警告している。「知らずに知らずの内によからぬことを企む者たちの陰謀に加担していたというようなことのないように。」と。メッセージに曰く、「市民は不届き者のパイプ役になることを回避するように」と。パキスタン軍のスポークスマンによれば、カマル・ジャーヴェード・バージュワ将軍はこう述べたという。「パキスタン国民1人1人はラッドゥル・ファサード作戦の兵士です。我々は力を合わせてパキスタンから腐敗を一掃しなければなりません。」と。

*訳注:部族地域において、駐在官当局ではなく、部族によって設けられた一種の自警団的組織。

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(翻訳者:帯刀春香)
(記事ID:640)