航空機事故、パイロットたちの頭は新型コロナ・ウィルスのことで一杯であった。操縦はそっちのけで、ウィルスのことばかり会話を延々と続けた──レポートを国民議会に提出
2020年06月25日付 The daily Jang紙

航空機が再度離陸した時には両エンジンはかなりの損傷を負っていました。着陸装備のないまま航空機は3度滑走路に接触しました。パイロットは自信過剰陥っていました。

エアー・ブルーやボージャ・エアの事故もパイロットのミスと断定。40%のパイロットのライセンスが偽物でした。262件で替え玉受験がありました。我々は世間に顔向けができません。責任者に対してしかるべき措置が講じられましょう──航空相

イスラマバード(ジャング特派員):-グラーム・サルワル・ハーン連邦航空相はカラチの航空機事故の暫定報告書を国民議会に提出した。その中にはこうある。「パイロットたちの頭はコロナのことで一杯であり、操縦に注意がなく、会話はウイルスの話で持ち切りであった。カラチ航空機事故の責任者は操縦士と副操縦士、管制官である。着陸の際、航空機の高度は2,500フィートではなく、7,220フィートであった。責任者にはしかるべき措置が取られる予定である。40%のパイロットのライセンスは偽物である。」と。グラーム・サルワル・ハーン連邦航空相はカラチの航空機事故の暫定報告書を国民議会に提出した。国民議会副議長はその報告書を関係する常任委員会に送った。グラーム・サルワル・ハーン連邦航空相は国民議会でこう述べた、「航空機は再度離陸した際には、両方のエンジンはかなりの損傷を負っていました。着陸装置がないまま航空機は3度滑走路に接触しました。パイロットは自信過剰に陥っていました。エアー・ブルー及びボージャ・エアの事故もパイロットのミスで起きました。偽の262人のパイロットにライセンスが与えられていました。これは恥ずべきことであり、責任者にはしかるべき措置が取られましょう。イスラマバードにおけるエアー・ブルー及びボージャ・エアの事故そしてギルギットにおけるPIAの航空機事故もパイロットの不注意によって引き起こされました。PIAのチトラールにおける事故は技術的故障が原因で起こりました。」と。グラーム・サルワル・ハーン氏曰く、「目下国内で航空会社全てを合わせて860人の現役のパイロットがおりますが、全員の試験用紙を再度確認しました。その結果、その内の262人のパイロットは試験を自身で受けずに、替え玉を使っており、こうして、40%のパイロットのライセンスが偽物であることが判明しました。偽りのパイロットにライセンスが付与されていたということに増してどんな不幸なことがありましょうか。これは何にも増して恥じるべきことです。我々は世間に顔向けできません。曰く、「彼らに対する処分に着手しています。」と。曰く、「PIAの民営化はありません。あるのは構造改革です。PIAの1960年代、1970年代の栄光の日々を回復しましょう。カラチの航空機事故において97人の乗客、乗員そして地上にいた1人の子供が亡くなりました。また、地上では2人が負傷し、29軒の家屋が破壊されました。この事故で亡くなった90人の乗客の遺族には各々1人につき100万ルピーが授与されました。」と。グラーム・サルワル・ハーン氏曰く、「事故の当日の夜、チームが編成させましたが、それは最も経験豊かな人々によって構成された委員会でした。そしてその日の夜に同委員会はカラチに到着し、調査に着手しました。不運にもこの種の事故は初めてではありません。72年間に12件の事故が起きています。過去の全ての事故は適時に調査がなされた訳でもなければ、報告書が提出された訳でもありません。国民には真実が知らされないままです。今日まで国民そして亡くなった方々の遺族はこれらの事故の責任者が一体誰であったのか知りたくてうずうずしています。滑走路から10海里のところで着陸装置が開かれ、500メートルのところでそれが再度閉じられました。着陸には航空機は滑走路の1,500フィートから3,000フィートまでの間で着陸が可能です。しかし、その航空機は着陸装置がないまま滑走路に4,500フィートのところで接触しました。航空機のエンジンは3度滑走路にこすられ、火が付いた後、パイロットは機体を再度持ち上げました。

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(翻訳者:宮坂謙吾)
(記事ID:887)