クエッタ、ホテルの駐車場で爆破。4人が死亡、車7台が炎上。
2021年04月22日付 The daily Jang紙

副行政長官補2名を含む13名が負傷。インドはパキスタン国内の平和を望んでいません──シェイフ・ラシード内務省、ホテルには中国大使も滞在中でした。バローチスターン州政府とは密な関係です──ファッワード・チョウドリー情報相

ラホール、クエッタ発(モニター班、本紙特派員):―クエッタのザルグーン通りのセリーナ・チョークに位置する民営ホテルの駐車場で爆破事件が起きた。病院筋によると、この爆破によって4名が死亡、副行政長官補2名、エージャース・アフマド、ビラール・シャッビール両氏、警察官や警備員を含め13名が重傷を負い、7台の車が炎上した。負傷者は応急措置のために市民病院に搬送された。シェイフ・ラシード・アフマド連邦内務相は、「現場はクエッタの中でも最も治安の良い場所の1つです。1台の車が何らかの方法でホテルの駐車場に入り込みました。外国人もこのホテルを利用しています。反国家分子は国家の安定の攪乱を望んでいます。そうしたテロリストたちは当然の報いを受けます。インドはパキスタン国内の平和を望んではいません。」と述べた。同相はフランスのAFP通信に「爆破事件のホテルには中国大使が4人から成る使節団と共に滞在していましたが、爆破の時点では、一行はある打ち合わせのためちょうど出払っていました。」と伝えた。
 ファッワード・チョウドリー連邦情報相は、「連邦政府内務省はバローチスターン州政府と密な関係にあります。現在はその初動捜査が行われておりますが、爆破の種類や被害が特定され次第、政府は声明を出します。」と述べた。バローチスターン州知事、同州首相、パンジャーブ州首相は爆破事件を強く非難した。またリヤーカット・シャーフワーニー・バローチスターン州政府広報官は、「爆破事件はテロリストの仕業です。あらゆる角度から捜査が進められています。クエッタの各病院では緊急事態が敷かれています。」と述べた。アルバーブ・カームラーン・カースィー・クエッタ市民病院院長は死亡者や負傷者を確認し、負傷者2名の容体が憂慮されます。」と述べた。
警察によると、この爆破事件によって駐車場に停車中の多数の車両が引火した一方、現在はこの爆破の種類の特定が行われている最中であるという。また、消息筋によると、爆破はあまりにも凄まじく、かなり遠い地点でも爆発音が聞こえたといい、煙が上るのも目撃されたという。ターヒル・ラーエー・バローチスターン州警察長官は、「テロ対策本部が爆破の現場を封鎖しました。爆破の一報が入るや否や消防隊や救助隊が現場に急行し、治安部隊は事件現場を含む一帯を包囲しました。」と述べた。クエッタ市内のセリーナ・ホテルでの爆破事件後、連邦首都イスラマバードでは厳警戒態勢が取られ、ムスタファ・タンヴィール警視正(捜査担当)は、警察官全員に管内では十分に警戒するように指示した。また方々の可動式の検問でも疑わしい車両は確認をし、疑わしい人物、そして車両には目を配るように指示した。

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(翻訳者:保本祐希)
(記事ID:941)