チャマンで反イスラエル政治集会に対する爆弾テロ攻撃、7名死亡、負傷者多数
2021年05月22日付 The daily Jang紙

JUIナザーリヤーティー派指導者モウラーナー・アブドゥルカーディル師の自家用車付近で爆破。テロ脅威シグナル*が放置──チャマン県行政長官、サンジャラーニー、ファズルッラフマーン等の各氏が非難。
チャマン、クエッタ(記者、ジャング特派員、本誌):―イスラーム・ウラマー協会(=JUI)ナザーリヤーティー派による反イスラエル政治集会に対する爆弾テロ攻撃において、7名が死亡し、多数の負傷者が出た。警察によると、チャマンのボーグラー・チョーク街区の鶏市場界隈でモウラーナー・アブドゥル・カーディルJUIナザーリヤーティー派副代表の自家用車の付近で爆破が起こったという。その結果、モウラーナー・アブドゥル・カーディル師も負傷し、応急処置のためすぐさま病院へ搬送された。また、爆破によって、党の指導者の1人、ムハンマド・ハニーフィヤー・ハナフィー師やその兄弟を含む7名が死亡、20名が負傷した。チャマン県行政長官は、「一般的なテロ脅威シグナルである自動二輪車が数日間放置されていました。その知らせを受け、指導者及び政治集会参加者に対し警備を配備しました。」と述べた。警察によれば、爆破が起こったのはチャマンのボーグラー通りの「殉教者サージドハーン・メヘマンド・チョーク」において、イスラーム・ウラマー協会ナザーリヤーティー派の本部上席副代表モウラーナー・カーディル・ルーニー師が「イスラエルくたばれ!」と銘打った集会での演説を終え、自家用車に戻ろうとした時点であったという。また、この影響で多数の車や自動二輪車、店舗が甚大な被害を受けたという。警察によると、身元不明のテロリストの狙いはモウラーナー・カーディル・ルーニー師であったが、彼は奇跡的に無事であり、軽傷で済んだということである。爆破によって方々にパニックが広がる中、指導者たちのボディーガードや護衛に従事していた警察官たちは空に向けて激しい威嚇発砲を行った。ターリク・ジャーベド・メーンガル・チャマン県行政長官は、初動捜査で自動二輪車に10キロの爆薬が使用されたことや、爆破は遠隔操作によって行われたことが判明したと述べた。バローチスターン州知事、同州首相、同州州議会議長、同州内閣閣僚に加え上院議員や政党指導者、ムハンマド・サーディク・サンジャラーニー上院議長、ファルッフ・ハビーブ情報及び放送相、ビラーワル・ブットー・パキスタン人民党党首、モウラーナー・ファズルラフマーンJUI代表、サリーム・マンダヴィーワーラー上院議員、ミール・アブドゥルクッドゥース・バザンジョー・バローチスターン州州議会議長、そしてJUIのハーフィズ・フセイン・アフマド氏らは、貴い命が失われたことに対して深く弔意を表明しながら、今回の気の毒なテロ事件を厳しい言葉で非難した。
*訳注:自動二輪車のこと。すなわち、爆弾テロに使用されるのは通常自動二輪であり、放置された自動二輪車は爆破テロが強く疑われるという背景がある。

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(翻訳者:野田純)
(記事ID:954)