罪を犯したならシェーク・ハシナを連れ戻し裁判にかけるべきだ:ユヌス博士
2024年11月30日付 Prothom Alo紙


ニューヨーク タイムズ
公開:2024年9月26日
暫定政府の最高顧問であるムハンマド・ユヌス博士は、罪を犯したならシェーク・ハシナを連れ戻し裁判にかけるべきだと述べた。
昨日水曜日、ニューヨークで行われたイベントでの質問に対してユヌス博士はこのことを述べた。国連総会に出席するために彼は現在米国に滞在している。
学生と民衆蜂起によって、今年8月5日に首相を辞任しシェーク・ハシナはインドへ渡った。その後8月6日に、ノーベル平和賞を受賞したユヌス氏の指導の元暫定政府が樹立された。
暫定政府の最高顧問は、「バングラデシュではいつ選挙を行われるか、その時期枠を持っていないと述べた。複数の委員会が設立された。それらの委員会は、今後数か月間で改革に関する提言を行うだろうと期待されている。その後、選挙の日にちを決めることになる」と述べた。
シェーク・ハシナは、現在インドに滞在している。彼女を連れ戻すのか(引き渡し)という質問に対し、ユヌス博士は、「なぜ連れ戻さないのか」と話した。
ユヌス博士は続けて、「罪を犯したなら彼女(シェーク・ハシナ)を連れ戻し(引き渡し)裁判にかけるべきだ」と述べた。
ユヌス博士は、「自分が選挙に立候補する計画はない」と述べた。彼は反対にこう質問をした、「私を見て、私が選挙に出馬するとでも思うのか?」
昨日アメリカ・ニューヨークで米国の新聞The New York Timesが主催した”climate forward”という会議にユヌス博士が出席した。会議でユヌス博士は、現在の世界経済システムにとらわれている限り、気候変動に関するパリ協定は効力を持たないと述べた。
気候変動の影響を制限するために“パリ協定”という協定が出来た。2016年にこの協定は世界的に発行された。
経済学者のユヌス博士は「このシステム(経済的状況)は、最大の利益中心だ。このシステムは、少数の人のため富を生み出している。これでは多くの廃棄物を生み出している。」と述べた。
暫定政府の最高顧問は「我々が作り上げた経済システムはこの惑星の破壊の根源である」と述べた。
ユヌス博士は、「人々は自己破壊的な文明を作った。
ユヌス博士は、協定にどのような変更を加えられても、世界の基本的なシステムが再設計されるまでは何も変わらない」と語った。
ユヌス博士は「バングラデシュのような発展途上国は、富裕国によって引き起こされた気候被害の負担を負うべきではないと」と述べた。
マイクロクレジットの先駆者であるユヌス博士は、「なぜ、あなた方が私たちに課した破壊の重荷を、私たちが背負わなければならないのか」。
ユヌス博士は「損害の原因はあなたたちであり、私たちがその結果に苦しんでいる」と述べた。

Tweet


この記事の原文はこちら
原文をPDFファイルで見る

 同じジャンルの記事を見る


(翻訳者:田中礼子)
(記事ID:1173)