イスラーマーバード警察が行方不明者の縁者に対し暴行。棍棒攻撃および催涙弾の発射。アームナ・マスウード・ジャンジューアを含め多数が逮捕。
2014年04月29日付 The daily Jang 紙
首相の命令で逮捕者全員釈放
Dチョークで座り込みをしていた人々が議会に向かう試み。警察の強硬な措置。女性隊の髪の毛を鷲掴みにして引きずり、車に押し込む。暴行と催涙弾発射で多数が気を失う。
報復的な投石で警官職員9名が負傷。ナワーズ・シャリーフは事件に対し怒る。内務大臣の警察官を停職にする措置。司法調査官任命。7日後に報告提出の運び。
イスラーマ―バード(ジャング特派員/通信各社):―議事堂の前で座り込みをしていた行方不明者たちの縁者に対して、イスラーマーバード警察が暴行に及びながら、警棒で殴り、催弾を発射した。警察は「ディフェンス・オブ・ヒューマン・ライツ」の議長アームナ・マスウード・ジャンジュアーを含む多数を逮捕し、事件登録をした。Dチョークで座り込みを行った人々が議事堂へと向かおうとすると、警官は強硬な措置に打って出、座り込みに参加していた女性たちの髪の毛を鷲掴みにして引きずり、車の中に押し込んだ。暴行と催涙弾の発射によって気を失う者が続出する一方、デモ参加者による報復的な投石によって警察職員9名も負傷した。ナワーズ・シャリーフ首相は事件に怒り、暴行に注意を留めて、逮捕者全員を釈放せよとの命令を出し、これにより逮捕者全員が釈放された。一方チョウドリー・ニサール内務相の第1次取調べに照らしシティーとセクレタリアートの両警視補には停職処分の指示が出された。一方、事件の調査のためムジャーヒド・シェール・ディル・イスラーマーバード行政長官が司法調査官に任命され、彼は7日以内に調査し報告書を提出しよう。統一国民運動(=MQM)の連絡委員会は行方不明者の縁者への警官による暴行と逮捕を激しく非難した。詳細によると、月曜日イスラーマーバード警察は行方不明者の帰還を求めて議事堂前で抗議していた人々を警棒で殴り、催涙ガスを使用した。コーフサール警察署長のアービド警部は、次のように述べた。行方不明者の縁者のあるグループがあらゆる障害を乗り越え、レッド・ゾーンに侵入しようとし、これを阻むと投石に及んだために行政副長官の指示のもと、警棒攻撃を行なった、と。警察は対抗措置に出ながら、デモ参加者阻止のため、警棒攻撃を始め、催涙弾を発射し、その結果デモ参加者多数と民放テレビのカメラマンが負傷し、女性警官はデモに参加していた女性たちの髪の毛をつかみ、野獣の如き暴行を加えた。アームナ・マスウード・ジャンジュアーは、次のように言った。「仮に銃を撃ちたければ、撃ちなさい。ここからは一歩も退きません。抗議の場所はここなのです。警察は行方不明の人々のためにデモ参加者の人々のキャンプまでも根こそぎにしました。」INPによると、逮捕者たちは144条の違反並びに公務執行妨害の廉でセクレタリアート及びコーフサール両警察署に事件登録がされたという。ジャング特派員によるとナワーズ・シャリーフ首相はアームナ・マスード・ジャンジューア等に対する警察の暴行に対し激しい怒りを表明し、次のように述べた。法律の範囲内における平和的デモはすべてのパキスタン人の民主的な権利であり、その権利を奪うことはできない、と。大統領はすべてのデモ参加者を即座に解放するよう命令を出した。また、武器を持たない丸腰のデモ隊に対する警察の不適切な対応は受け入れられるものではないと述べ、この事件の責任者に対し厳正で即座の対処の命令を発した。
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翻訳者:橋本研也
記事ID:289