資金洗浄(マネー・ローンダリング)の容疑で勾留中、ロンドン警察はアルターフ・フセインの身柄を警察署から病院へ移す。~数時間に及ぶ家宅捜索~

2014年06月04日付 The daily Jang 紙
統一国民運動のリーダーを火曜日自宅で逮捕された。捜査は早朝5:30に始まり、スコットランドヤード(=ロンドン警視庁)とMQMは、逮捕の事実を認めた。

ロンドン(レポート:ムルタザー・アリー・シャー):―統一国民運動(以下:MQM)のリーダー、アルターフ・フセインは資金洗浄の容疑で逮捕された後、警察の勾留下に火曜日の夕方、病院に身柄を移された。アルターフ・フセインは火曜日の朝、ロンドンの北西部にある自身の自宅で劇的に身柄を拘束され、数時間に亘り自宅の捜索が行われた。一方、スコットランドヤードとMQMはフセイン氏の逮捕の事実を認めた。
スコットランドヤードは、60歳の男性を資金洗浄の疑いで逮捕した事実は認めたが、アルターフ・フセインの名前は明かさなかった。GEO TVが、ロンドン警視庁とMQMの情報をもとにアフタール・フセインの逮捕の事実を確認した上このニュースを速報したのである。ロンドン警視庁が逮捕の事実を認めたのはGEOによるこのニュース速報の約1時間後のことであった。それに加えて、GEOは北ロンドンにあるアルターフ・フセインの自宅の家宅捜索の映像を放映し、そこには特殊警察部隊の30名を超える捜査員が家宅捜査を行っている様子が窺われた。捜査員たちは、捜査を早朝5:30に開始し、家にいた全ての人々に家から出るよう指示し、アルターフ・フセインを逮捕したという事実を認めている。

当初MQMはアフタール・フセインの逮捕の報を否定し、これを否定する複数の声明を出したが、ある詳細なプレス・リリースが放たれた後はアルターフ・フセイン氏が逮捕されたという事実を認めた。MQMサイドは次のように語った。ロンドン警視庁は捜索令状を携え北ロンドンのアルターフ・フセイン氏の自宅を訪れ、アルターフ・フセイン氏を逮捕の上、警察署に連行し、資金洗浄の点から取調べを行ないたい旨を述べた。我々はこう言いたい。アルターフ・フセイン氏は、ここ何日も重病に見舞われており、月曜日にMQMの中央調整委員会は氏の健康について意見交換の後に氏の主治医に連絡をとったところ、主治医から氏を入院させるようにとの指示を得、他の複数の専門医にも相談した上、火曜日の朝ロンドンの病院へ数日間治療のためにアルターフ・フセイン氏を入院させることに決定しており、同日朝、警察がフセイン氏の自宅に到着し、取り調べのために逮捕に訪れた旨を伝えた時点では、アルターフ・フセイン氏は入院のための準備をしている最中であったのである、と。
その後にスコットランドヤードは、かねてよりなされていた予約に従い健康診断のためアルターフ・フセインを病院へ移す手筈である事実、氏をロンドンの北西部にある自宅で逮捕した事実、そして目下捜査官は家宅捜索の最中であるという事実を認めた。スコットランドヤードはこう述べた。現在勾留中の人物は病気であるため、彼がかねてよりなされていた手筈通りに健康診断を受けることは確約するが、それでもなお彼が勾留中の身分であることは変わらない、と。


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翻訳者:工藤美弥
記事ID:293