イムラーン・ハーンとターヒルル・カードゥリーの「行進」は別々に出発~政府はイスラーマーバード入域を許可~

2014年08月15日付 The daily Jang 紙
州政府の許可の後、両党の行進の隊が目的地を目指して出発した。警察の配備も撤収した。携帯電話サービスを回復、パーキスターン民衆運動は10項目の革命的アジェンダを発表した。
民衆よ!自信の子供の未来のために戸外に出よ!ナワーズ・シャリーフの首をとりにイスラーマーバードに行くところだ──イムラーン・ハーン 使命は成就されよう。要求が受け入れられるまで引き下がりはしない──ターヒルル・カードゥリー

ラホール(ジャング特派員/通信各社):―パーキスターン正義運動およびパーキスターン民衆運動に対し政府はイスラーマーバード入域を許可した。イムラーン・ハーンとターヒルル・カードゥリーの行進はそれぞれ各々の目的地を目指して出発した。行進が州都(=ラホール)を出る許可が出た後、警察の多数の人員をモデル・タウン、ファイサル・タウン、ザマーン・パークの配備から撤収し、これら地区で停止されていた携帯電話サービスも回復した。行進は行く先々の町や村で歓迎を受けた。イムラーン・ハーン率いる「行進」はイスラーマーバード目指して午後1時にラホールのザマーン・パークを出発し、夜遅くまで隊列の歩みは止まらなかった。隊列には多数の運動員と数十台に上る車両が参加していた。正義運動の隊列に向けての演説の中で、同党の議長、イムラーン・ハーン氏はこう声を張り上げた。「民よ!子供たちの未来のために戸外に出なさい。ナワーズ・シャリーフの首をとりにイスラーマーバードに向けて行軍中だ。命はやる。だが、民衆の隷属を許しはしない。2013年の総選挙は選挙どころか八百長だ。」と。イムラーン・ハーンは警察に対してこう声を大にした。「我が運動員たちにはどうかお構いなく。さもなければ、シャリーフ一族の悪党どもを全員監獄送りにしてやる」と。

ラホール(ジャング特派員/通信各社):―パーキスターン民衆運動の総裁、ターヒルル・カードゥリー博士は「革命行進」(訳注:パーキスターン民衆運動が独自にその行進に与えた名前)に向けて10項目の革命的アジェンダを発表する中で次のように述べた。「要求が受け入れられない限り引き下がりはしない。使命は成就されよう。」と。「革命行進」に向けてラホール出発に先立ち記者会見を行う中で、彼はこう述べた。「我が国の民主主義を逸脱させて戒厳令を許すようなことは決してしない。あらゆるレベルでの公務員の綿密な審査、貧しい階層に応分の権利の回復、汚職の撲滅、革命的改革、貧しい民衆に健康と教育の基本的便宜の提供、我が国からのテロリズム、過激主義及び聖職者支配の追放を実現し、ギルギット・バルティスターンを州に昇格させよう。国内に更に新州を設けよう。マイノリティーたちの保護を万全にしよう。」と。曰く、「我々の革命とは我が国における真の参加型民主主義の別名だ。そして、我々の緑の(=イスラーム的)革命によりこの国に真の民主主義が訪れよう。また、貧富の差も消滅しよう。ラホールから始まる「革命行進」は、国内で虐げられ隷従を強いられ無力な民に、憲法上の、法律上の、そして民主主義的な権利を授けよう。」と。曰く、「革命的体制において改革が成し遂げられよう。それにより汚職の政治家は議会には到達できまい。憲法第62条、第63条が真の意味で適用されよう。」と。

ラホール/オカーラー(ジャング紙特派員/通信各社):―イムラーン・ハーン、ターヒルル・カードゥリー博士両氏に対しそれぞれ「自由行進」(訳注:パーキスターン正義運動が独自にその行進に与えた名前)「革命行進」を許可する決定をナワーズ・シャリーフ首相は政治的リーダーたちとの協議を経て自ら行なった。確かな筋によれば、木曜日、首相はスィラージュルハック・ジャマーアテ・イスラーミー総裁、野党の領袖、サイヤド・フルシード・シャー、アーフターブ・シェールパーオ、ミール・ハースィル・ビゼーンジョー他野党の本部リーダーたちと24時間の間にこの問題について電話での協議を重ねた。その後、どうにかこの険悪な状況を回避するためにこの決定を行なった。同筋によれば、首相は野党のリーダーたちに先立ち、パンジャーブ州知事や同州首相を含めムスリム連盟の主要なリーダーたちとも協議を行なった。


原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:露口哲也
記事ID:348