シュンドルボンに広がる油
2014年12月21日付 Prothom Alo 紙
(12月10日付)シュンドルボン東部のシャラ川で一隻の石油タンカーが沈没した。このタンカーから流出した35万リットルを超える石油が徐々にシュンドルボンに広がっている。昨日火曜日(12月9日)早朝、川岸に停泊していたこのタンカーに他の一隻の貨物船がぶつかったことによって事件は起きた。
事件現場はモングラ港の岸壁から9カイリ離れている。広がった油でシュンドルボンの生物多様性が危機に直面する恐れがあると森林局は警戒している。昨日の夜、この記事が書かれた時点で政府はタンカーの救出や油が広がるのを制御するなどの手段を何も講じていない。
タンカーを所有する会社のメサース・ハルンアンドカンパニーのギヤス・ウッディン社長によれば、事故にあったタンカー、OTサザンスター7号は月曜日午後、クルナ県のポドマ石油から35万9664リットルの燃料石油を積んで出発、ゴパルゴンジョにある発電所を目指していた。夜には霧が出ていたのでタンカーはシャラ川の川岸に近いジョエモニ・ゴル地域に停泊していたところ、明け方4時ごろに反対方面から来た貨物船MT トータルがぶつかり、OTサザンスター7号は衝突現場で沈没した。この事故でタンカーモクレシュル・ラフマン船長が行方不明となっている。タンカーの他の乗組員6名は泳いで岸にたどり着いた。ギヤス・ウッディン社長は「この事故により2340万タカの損害をこうむった。不明になっている船長の捜索は続いている」と述べた。
翻訳者:伊藤巧作
記事ID:368