マラーラー及びジンナー・レジデンシーに犯行を企てたテロリストらを逮捕―─ISPR長官

2014年09月13日付 The daily Jang 紙
「シューラー」と称するグループには10人のテロリストが含まれ、計画はマラー・ファズルッラーが立案──アースィム・バージワー氏のブリーフィング

ラーワルピンディー(ジャング特派員/通信各社) ISPR(三軍統合広報部)長官、アースィム・サリーム・バージュワー少将はこう述べた。「マラーラ・ユースフザイー、カーイナート(=マラーラと共に襲撃にあった女友達)、またジンナー・レジデンシーを攻撃したテロリストらは逮捕した。『ショーラー』と称するグループには10人のテロリストが含まれており、この襲撃計画はムッラー・ファズルッラーが立案したものであった。カラーチーでは造船所でのテロを食い止めた」と。詳細によると、木曜日、ブリーフィングの中で、アースィム・サリーム・バージュワー少将曰く、「パキスタン軍はマラーラ・ユースフザイーとカーイナートを襲った犯人を逮捕した。『シューラー』と称するグループには10人のテロリストが含まれており、まずイブラールッラフマーンという名のテロリストが逮捕されたが、このグループの頭目はザファル・イクバールであり、彼はムッラー・ファズルッラーと繋がりがあった。ズィヤーラトにあるレジデンシーに対し犯行を企てた容疑者も逮捕されている。パキスタン海軍の造船所での大規模なテロは食い止められ、主要なテロリストらは逮捕されている。カラーチー空港への襲撃犯は殺害されている。」と。少将曰く、「テロリストらの犯行を食い止める上で諜報部の役割は大きい。」と。更にアースィム少将曰く、「軍はワジーリスターン北部での『アザブの一撃作戦』や洪水の被害者救援に懸命である。『アザブの一撃作戦』は快進撃の最中であり、目標の達成まで続行される予定である。これまでテロリストの死者数は1,000人以上に上り、ミール・アリーからミーラーンシャー、ダッター・ヘールまでの地域から敵兵を一掃し、ザマクやジャーラルワーラーからも敵兵は一掃されている。我々は計画通りに進行しており、テロリストの指揮統制系統や連絡システムは破壊し尽されている。」と。彼曰く、「『シューラー』グループの逮捕されたテロリストはテロ撲滅の法廷で裁かれよう。」と。アースィム・サリーム・バージュワー少将曰く、「『アザブの一撃作戦』開始に先立ち、我々は対テロリスト軍事作戦の開始をアフガーン政府に通知し協力を求めた。外務省や軍のレベルでも通知したが、アフガーニスターン側はこれを真剣に受け止めてはくれなかった。」と。アースィム・バージワー少将曰く、「ムッラー・ファズルッラーと非合法のパキスタン・ターリバーン運動のテロリストらはアフガーニスターンにいながら、パキスタンにおける様々なテロ活動に手を染めており、そのためパキスタン政府は彼らの身柄を求めている。『シューラー』に属するテロリストは全員マーラーカンドの出身である。捜査の間にテロリストらはこう暴露した。「マラーラー襲撃計画の立案者はムッラー・ファズルッラーであるが、その実行を担ったのは『シューラー』グループである」と。捜査の間にそのグループは2012年11月にスワート科学技術大学の警備員殺害をも認め、更にこう暴露した。「もしこのグループの逮捕がなければ、次はムッラー・ファズルッラーが渡したリストに従い更に22人の重要人物が標的となるところであった。その中にはスワート平和委員会や地域の名士が含まれていた」と。アースィム・バージュワー少将はこう語った。「マラーラ・ユースフザイー襲撃に使用された武器も発見され、全容疑者はテロ撲滅の法廷に出頭の上、テロ撲滅法令の下裁かれることになるであろう。」と。


原文をPDFファイルで見る

同じジャンルの記事を見る


翻訳者:武内陽太郎
記事ID:405