FATA(連邦部族直轄地域)のハイバル・パフトゥーンハー州への統合のためにデモ行進、Dチョークで座り込み
2017年10月10日付 The daily Jang 紙
大衆国民党(=ANP)の運動員がイムラーン・ハーンに抗議してシュプレヒコール
部族地域住民の権利獲得まで抗議はやめません。住民は 辺境特別法(=FCR)からの解放、州への統合を望んでいます──スィーラージュル・ハック、ファルハトゥッラー・バーバルとその他演説
イスラマバード発(特別記者):-連邦部族直轄地域(=FATA)のハイバル・パフトゥンハー州への統合と同地域の諸改革実行の観点から、FATAと同州に基盤のある諸政党はペシャワールからイスラマバードにかけて大行進を行ない、Dチョークにて座り込みを行なった。このデモに参加した大衆国民党(=ANP)、パキスタン人民党、ジャマーアテ・イスラーミーやその他諸政党の運動員らは「辺境特別法(=FCR)よ!去れ!」のスローガンを連呼した。ANPの運動員は、イムラーン・ハーンにも抗議してシュプレヒコールをあげた。デモにはハージー・ナズィール・アフマド、ハージー・ムハンマド・アシュラフ・ハーン、シャーヒー・サイヤド上院議員、ブシュラー・ゴーハル、ファルハトゥッラー・バーブル、ラージャー・イムラーン・アシュラフ、イフティハール・シェヘザード、シャキール・アッバースィーら国民議会議員が参加し、デモはミヤーン・イフティハールッディーン、ハージー・シャー・ジー・グル・アーフリーディー、シャハーブッディーン、サージド・トゥーリーが音頭を取った。県行政当局を介して3名からなる使節がシャーヒド・ハーカーン・アッバースィー首相と会見した。
ミヤーン・イフティハール・フサインは、「もしも政府が我々の要求を認めないのであれば、イスラマバード記者クラブ、次いでDチョークで座り込みを行うつもりです。」と述べ、アフーンザーダ・チャターンは「部族地域住民の復興は大きな課題であり、治安の問題も差し迫っている。」と述べた。グラーム・アフマド・ビロールは、「FATAの住民には基本的人権が得られていない。」と述べ、スィーラージュル・ハックはこう述べた。
「FATAの人々は自分たちの権利を欲しており、FCRからの解放とFATAのハイバル・パフトゥーンハー州への統合を望んでおります。2018年の総選挙ではFATAにもハイバル・パフトゥーンハー州議会での代表権が与えられるべし。パキスタンでの一国一法制を心待ちにしております。部族地域住民に諸権利が獲得されるまで抗議はやめません。」と。
ファルハトゥッラー・バーバル上院議員は、記者団との会話の中でこう述べた。
「パキスタン人民党はFATAの民衆のために、国内の他の地域の国民と同等の権利の要求及びハイバル・パフトゥーンハー州への統合、FCR並びにFATAへのイスラマバードからの遠隔統治廃止の要求を支持します。FATAの民衆はまだ変化への用意ができていません。行政、社会、文化、言語、政治、地理的状況に従えば、FATAのハイバル・パフトゥーンハー州への統合は理に適っています。これに2政党が反対していいますが、それは自身の利害のためです。FATAに最高執行責任者という役職を創設する代わりにFATA事務局を強化するべきです。内閣がペシャワールの高裁の権限を部族地域まで拡大させるという決定をしたところ、突如これを変更し、イスラマバード高裁の権限を部族地域まで拡大させると決定しました。なぜこうなったのでしょうか?国税や地方税、課徴金、通行税の徴収権を駐在官から取り戻すべし。チェックポストは競売で最高の値段を付けた者に競り落とされています。FATAの改革委員会は入域許可や通行税システムが汚職を生み、日用品の値段が高騰することを認めました。彼らは、入域許可パーミットや通行税システムの廃止も要求しました。」と。
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翻訳者:清水悠祐
記事ID:701