IMFとの協定は今月が目途
2019年04月16日付 The daily Jang 紙
話し合いは決着しました。60~80億ドルの融資が得られます。若干の物品の値上がりはあるでしょうが、一般国民には影響はありません──財務大臣
協定締結後世界銀行から70~ 80億ドル、またアジア開発銀行からも60億ドルが入る予定である。そのことにより外貨準備高が積み増しとなります。資本市場は状態が改善し、経済は安定性が見えてくるでしょう──アサド・ウマル
IMFにはタックス・アムネスティー計画に異議があるわけではありませんし、防衛費の予算削減に関していかなる条件があるわけでもありません、また、電気代の値上げに対する提案もありません──財務相の発言、私たちの使節団は今月パキスタンを訪問する予定である──IMF
イスラマバード(ジャング紙特派員):−アサド・ウマル財務相は以下のように述べた、「パキスタンとIMFとの間で、60億から80億ドルの融資計画について政策レヴェルで合意が成立しました。また為替レートや財政赤字、電力システム、公的機関の回復、予算に関して話し合いは決着しました。IMFの使節団はこの4月の最後の週にパキスタンを訪問する予定です。そこでは技術的なレヴェルの詳細が詰められ、最終的な協定の締結となる運びです。IMFとの協定に続いて、国際銀行から70~80億ドル、またアジア開発銀行からも60億ドルの融資が入る予定です。これにより外貨準備高は積み増しとなり、資本市場の状態は改善し、経済は安定性が見えてくるでしょう。IMFにはタックス・アムネスティー計画に異議があるわけではありませんし、防衛費の予算削減に関していかなる条件があるわけでもありません。また、電気代の値上げに対する提案もありません。」と。一方、IMFから出された声明では「我が使節団は融資計画についての協議のために4月末にパキスタンを訪問する予定である。」と述べられている。国会の下院に設置された財務常任委員会の会合後、記者団との会話の中でアサド・ウマルは以下のように述べた、「若干の物品の値上がりはあるでしょうが、一般国民には影響はありません。IMFとの融資プログラム協定締結に続いてすぐに国際機関からも滞っていた資金が届き始めます。そうして世界銀行から70~80億ドル、アジア開発銀行から60億ドルの融資が入る予定です。これにより今後3年間でIMF、世界銀行、アジア開発協力銀行から総額220億ドルを手にする予定です。」と。一方、IMFから出された声明によると、IMFの使節団は融資計画についての協議のために4月末にパキスタンを訪問する予定であるとしている。また、ワシントンでのIMFと世界銀行の年次総会の際には、パーキスターン政府とIMF高官どうしの間で融資プログラムについて建設的な対話が行われたいう。声明では更にパキスタン政府高官の要望を受けてIMFの使節団が4月末にパキスタンに訪問する予定であると述べられている。
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翻訳者:中山康平
記事ID:806