インド、日本、マレーシアを含む15カ国に新大使が任命

2019年05月21日付 The daily Jang 紙
外務省で18件の重要な人事

ナグマーナ・ハーシュミー女史が駐中国、ムイーヌル・ハック氏が駐インド、アームナ・バローチ女史が駐マレーシア、ルフサーナ・アフザル女史が駐シンガポール、アブドゥル・アズィーズ・ターリク少将が駐ブルネイとそれぞれ新大使に就任

イスラマバード(特別記者):−イムラーン・ハーン首相はインド、中国、日本、マレーシアを含む15ヶ国18人の新大使及び総領事の任命を承認した。これには大使15名と総領事2名、そして特別次官1名が含まれる。また今回の任命では、外務省で重要な職責を果たしてきたベテラン外交官は含まれているが、政治的な要因による任命は一切なかった。ただし、長年軍務に従事した退役軍人には、その方面の割り当て枠の範囲内で外交官の職責が委ねられた。詳細によれば、多数の国々への新大使の任命に関する問題は相当期間遅滞していた。ただ、ここ数日シャー・マフムード・クレーシー外務相はスハイル・マフムード、タヘミーナ・ジャンジューア新旧両外務次官との協議の上、イムラーン・ハーン首相と会見し、首相からこの件で承認を得た。外務相は今回の任命について以下のように述べた。
駐中国新大使はナグマーナ・ハーシュミー女史です。彼女はマスウード・ハーリド氏の後任として職責を果たして戴きます。マスウード・ハーリド氏は自らの任期終了後も引き続き嘱託でその職責を遂行していました。外務省の上級外交官で駐フランス大使として同国に駐在していたムイーヌル・ハック氏は、駐インド・パキスタン高等弁務官(=大使)に任命されました。同様に外務省副次官で上級外交官のイムティヤーズ・アフマド氏が駐日大使に任命されました。東京駐在パキスタン大使の席は数ヶ月間空席のままでありました。そこでは、アサド・マジード・ハーン氏が職責を果たしていましたが、彼は現在ワシントン駐在駐米パキスタン大使です。ザヒール・ジャンジューア外務省副次官にはブリュッセル駐ベルギー大使として職責が委ねられました。彼はEUとの戦略的計画策定において極めて重要な役割を果たしました。アブダビ駐在パキスタン大使、ムアッザム・アリー氏は外務省本省に帰任します。彼には特別次官として職責を果たして戴きます。その後任には駐クウェート・パキスタン大使、グラーム・ダストギール氏が駐アラブ首長国連邦・パキスタン大使として着任する予定です。モスクワ駐在パキスタン大使、カーズィー・ハリールッラー氏は今任期中、イスラマバードとモスクワ両者関係の振興と安定化で極めて重要な役割を担いました。これを念頭にロシア語に堪能なカーズィー・ハリールッラー氏の任期が6ヶ月延長されることが決定されました。外務省上級副次官、アームナ・バローチ女史が駐マレーシア大使に任命されました。シンガポールにはルフサーナ・アフザル女史、チェコ共和国にはハーリド・ジャマーリー氏、ケニアにはサクライン・サイヤダ女史、アルジェリアにはアターウッラー・ナイーム氏、スーダン(ハルツーム)にはサルファラーズ・アフマド・サプラー氏、タジキスタン(ドゥシャンベ)にはイムラーン・ハイダル氏、そしてポルトガルにはジャーヴェード・ハタック氏とそれぞれ新パキスタン大使が任命されました。国外での外交官としての職責が委ねられることが決定している退役軍人はブルネイのアブドゥル・アズィーズ・ターリク元少将、ボスニア・ヘルツェゴビナのムハンマド・ハーリド・ラーオ元少将の2名です。なお、ハーリド・マジード氏がジェッダ駐在総領事、アーイシャ・アッバース・ハーン女史がニューヨーク駐在総領事に任命されることが決定されています。


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翻訳者:中山康平
記事ID:826