トルコでも鳥インフルエンザ・パニック(Milliyet紙)
2005年10月10日付 Milliyet 紙

トルコでも発生した鳥インフルエンザによるパニックは今も続いている。バルケスィル県マンヤス郡では900万羽の鳥類が脅威にさらされている。獣医は「鶏は食べられる」と話している。


マンヤス郡クズクサ市での七面鳥1800羽の死で明らかになった鳥インフルエンザにより、同市における900万羽の鳥類が脅威にさらされている。3キロメートル四方の土地が検疫された。21日間続く検疫の間、この地域の飼育場からのあらゆる種類の鳥類の出荷は許可されない。
食肉処理場で低温殺菌され、包装された製品には禁止令が出されなかった。獣医は、「鳥類の食用は問題ない」と表明した。

■毒ガスが使用された
メフメト・エクセン氏の飼育場における鳥インフルエンザの発生に警報を発した農業管理局の担当チームは、この地域の飼育場の調査を始めた。クズクサ市にあるストゥク・ボズクルト氏の飼育場でインルエンザに感染した七面鳥2600羽の処分が決定した。昨晩特殊スーツを着たチームが、七面鳥を毒ガスで処分した。

■狩猟も禁止
農業省副参事官のニハト・パクディル氏は、家畜を処分した者に5万YTLが支払われることを述べた。クズクサ市市長エクレム・ギョクチュルクは、野良犬や野良猫のほか、捕獲されれば鳩のような鳥も処分されること、狩猟も禁止されたことを述べた。

■予防措置がとられていたら発生しなかった
公正発展党員トゥルハン・チョメズは「省庁が鳥天国園に追跡センターを置き、渡り鳥がウイルスに汚染されているか否かを調査していたなら、こんなことは起こらなかった。」と述べた。バンドゥルマ農務長オスマン・ヌリ・カレ氏は、「この病気は、鳥天国園にやってきた渡り鳥が運んできた」と述べた。財務大臣ハリル・ヤヴズ・カヤは国民に次のように話した。「動物を調理して食べないでください。動物は処分しなければならない。これはおふざけではないのです。」と語った。

■2カ国が輸入をストップ
EU諸国は「鳥インフルエンザ」に感染したトルコの調査を決定した。ポーランドやギリシャは、トルコやルーマニアの鳥インフルエンザの危険性のために、両国の家禽の輸入をストップさせることを決めた。

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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:1051 )