アゼルバイジャン野党連合ハンスト突入(Radikal紙)
2005年09月30日付 Radikal 紙
バクー発
アゼルバイジャンでの11月6日の選挙に先立って、イルハム・アアリエフ政権と野党勢力との間の緊張状態が続く一方で、各野党はハンストに突入することを決定した。野党を形成する自由連合(Azatlık Bloku)のつい先の会合では、集会の自由の制限に関して国会議員候補者が今朝以降ハンストを行うことで合意されていた。この動きには、自由連合のムサヴァト、人民戦線、民主各党の首脳と一部の党員が加わる模様。ムサヴァトのヴルグン・エユプ副党首は、「選挙前の状況は、民主主義の観点からすれば最悪」であり、ハンストを通じてこれに抵抗するつもりである、と語った。
アアリエフ政権は、野党によるバクーでの街頭デモを禁止している。特に、「自由広場」Azatlık Meydanıが、ウクライナの「オレンジ革命」における解放広場のように蜂起の拠点となることを防ごうとしているのだ。先週の土曜日に発生した衝突の直後からアメリカ大使の調停の下で政権側と野党側が会談した。しかしその会談が決裂するや、この土曜日に市中心部のジャフェル・ジャッバルル広場で行われる集会のためにバクー県庁へ自由連合が提出した申請も却下された。
■支援者を探すガムベル
アメリカを訪問しているムサヴァトのイーサー・ガムベル党首はといえば、一連の選挙が民主的に実施されることに支持を取り付けようとしている。同氏周辺は、トルコにも度々足を運んでいるガムベルが、ユーゴスラヴィア、グルジア、ウクライナ各国での蜂起を支援した「開かれた社会研究所」のジョージ・ソロス会長とイスタンブルで接触したことを明かしていた。
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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:1062 )