医療機器の入札で不正行為を行った疑いで取調べを受けていた百周年大学学長ユジェル・アシュクンが逮捕された。

　ヴァンの百周年大学学長ユジェル・アシュクンは医学部研究病院への2500万ドルの医療機器購入の入札で不正行為を行った容疑で、昨日高等裁判所の判決により逮捕された。７月14日にキャンパス内のアシュクン教授の社宅に対し警察が家宅捜索を行った。捜索時アシュクン学長はアゼルバイジャンにおり留守だったが、歴史資料のコレクションや、ノート型パソコン、書類が押収された。
　政府の圧力の結果行われたという反発を招いた捜査行動だったが、その後アシュクン教授について、「営利目的での違法集団結社」、「強迫や圧力を用いた違法な入札介入」、「公文書偽造」、「不正確な物品報告と歴史資料の密輸」および「個人データの違法な収集および悪用」の容疑で捜査開始した。

■裁判所で13時間
　捜査を担当した検察官に呼ばれて昨日出廷したアシュクン教授は検察官の尋問に答えた。尋問後、アシュクン教授は逮捕請求により第四高等裁判所へ送られた。スィナン・スィヴリ裁判官による書類精査に7時間半掛かり、警官がアシュクンを午後８時30分に裁判所へ連行し裁判が開始された。1時間15分の裁判の結果、裁判所はアシュクンを逮捕する判決を下した。

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（ 翻訳者:清水　葉月 ）
（ 記事ID:1096 )