イスタンブルの高級ショッピングセンターでヘルシー料理講習(Hurriyet紙)
2005年10月15日付 Hurriyet 紙

 調理台の周りには9人の女性と2人の男性がおいしくてしかもヘルシーな料理を求めて集まっている。実際、全員料理はできるし、好きである。このレッスンに参加した動機は、油と塩分は控えめに、しかし味には妥協しないヘルシーな料理法を学ぶためである。講師はレッスンの会場となったザヌッシ・キッチン文化アトリエのシェフ、ファーティフ・ギュヴェン氏とアメリカン病院の栄養士アイチャ・ウルジャ氏が務める。受講者たちは、1日3時間で2日間続くレッスンの後で授与される修了証書を家に飾ることだろう。

 アルケント・ショッピングセンターのキッチン文化アトリエで催された「ヘルシーキッチン」レッスンの参加者は合計6回分の調理に挑んだ。カロリーを抑えてスパゲティを作る方法や、塩や油の代わりにさまざまな調味料を使ってチキン料理の新しい味を引き出す方法を学んだ。
 シェフのファーティフ・ギュヴェン氏がまとめたレシピはアメリカン病院栄養士のお墨付きである。1人前のカロリー、たんぱく質、炭水化物、油分の量も測ってある。
 レッスンでは、調理に使う食材の洗い方から始まって、皮のむき方、切り方、料理の供し方、そして保存の仕方に至るまで、あらゆる段階において「ヘルシー料理」のためのコツが紹介された。ただ説明されるだけでなく、習った要点はすぐ実際にやってみることで理解が深められている。
 受講者たちはあるときは戸惑いながら料理を作り、またあるときはノートを取ったりしている。作った料理は試食し、残りは家族や友人たちにも食べさせるためにパックに入れて持ち帰った。

■「1人に教えれば4人に広がる」
 レッスンには体重や健康に問題を抱えている人たちだけでなく、ヘルシーな調理法を学びたい人たちも関心を持っている。シェフのファーティフ・ギュヴェン氏は次のように語る。「料理をおいしくするのに、たくさんの油や塩は必ずしも必要ではありません。少なく、バランスよく使ったり、あるいは全く使わなくてもおいしい料理は作れます。レッスンの参加者たちはここで新しい味を発見して、おいしくてカロリー控えめのさまざまな料理を覚えていきます。」

 栄養士のアイチャ・ウルジャ氏は、味を犠牲にすることなく食習慣を変えることを目的としていると語った。「健康な子孫を育てるため、正しい食習慣を身に付けてほしいと考えています。受講者の皆さんはここで正しい方法を学び、それを自分の家で実行しています。私たちがここで1人に教えれば、少なくとも4人の食習慣に影響を与え、健康的な食事をさせることになるのです。」


■受講者の声
◇アフメト・エルユルマズ(経営コンサルタント・講師)
「誤解していたことがいろいろあった」
 料理は趣味。ぜんぜん料理できない人がこのレッスンを受けても意味がないだろうね。もうヘルシーじゃない料理はできないよ。今回、間違って覚えていたことがいろいろとあったのがわかった。特に料理の保存方法について。ここで覚えたことはみんな普段の生活で使うつもり。他の人にも教えるつもりだよ。もちろんタダじゃないけどね!

◇バヌ・オイマ(コンピュータ・プログラマ)
「油ひかえめでもおいしい」
 料理は私にとってはセラピーよ。ここでもいろいろなことを学んだわ。たとえば、炭水化物と油とたんぱく質は一緒にバランスよく摂ることが必要だ、とか。以前は油がひかえめな料理なんておいしいはずないと思っていたのよ。でも今回わかったのは、ヘルシーでしかもおいしい料理を作るのは可能だし簡単だってことね。

◇ギュルセレン・ウシュク(主婦)
「息子が参加を勧めてくれました」
 私は健康なんですが、夫が糖尿病を患っています。料理を作るときもそれにあわせて注意しています。息子がこのレッスンに参加するように勧めてくれました。食習慣の中にはすぐに止めることはできないものもあります。でも今回学んだことを徐々に普段の生活習慣の中に取り入れていこうと思います。

◇ヌルケン・ユルドゥルム(インスタント料理・ケータリング会社オーナー)
「わが社のメニューのテコ入れに」
 このレッスンには、わが社のメニューをもっと魅力あるものにするためと、私自身も学ぶために参加しました。学ぶべきことがいろいろあるように思われたのです。実際勉強になりましたよ。わが社では集団給食をやっているもので、全ての人に合う料理を作るのは難しいテーマです。おいしい料理がヘルシーにもなりうるということに心から納得しました。



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( 翻訳者:宇野陽子 )
( 記事ID:1103 )