アフガニスタン議会11月1日から始動 ハムシャフリー紙
2005年10月17日付 Hamshahri 紙
2005年10月17日付ハムシャフリー紙
【IRNA】アフガニスタン議会暫定運営委員長のアズィーズ・ルーディーン氏は、アフガニスタン議会は恐らく11月1日(イラン暦アーバーン月10日)に、カーブルの旧議事堂で開設される見通しであると発表した。
同氏は昨日、記者に向けて次のように述べた。「内戦により、激しく損壊した旧議事堂の再建は80%まで進められており、基本的な修復が終わった後、10月20日までに引き渡されることになっている」。
ルーディーン氏は議員らの生活を保障するための措置について言及し、「議員一人につき給与として毎月1500米ドルが支払われる予定だ」と述べた。
同氏はまた、「議会事務を行うにあたり、大卒で3言語を話せる人材を276名採用したところである」と述べ、さらに「新たに議員となった249名は一週間、議会に関わる基礎について教育を受ける予定となっている」と付け加えた。
このよう状況の中、カーブルで発行されている改革派系紙は、アフガニスタン議会が現在、どのような政治党派によって構成されているかについて、次のように書いている。「仮に選挙の結果現れる議会の趨勢が、現在の集計状況に基づいたものである場合、次期アフガニスタン議会はジハード系の議員が50%、ターリバーン系が5%、独立系が5%、旧左翼系が10%、西洋的知識人・民主主義者が10%、テクノクラートが20%といった勢力分布になるであろう」。
その一方で、国会選挙やナンガルハール州の地方議会選挙で敗北した数十人の候補者の支持者らが昨日、同州の中心都市ジャラールアーバードで暴力を伴う過激的なデモを起こした。
デモの参加者は通りがかりにある一部商店を襲い、ガラスを割るなどし、選挙管理共同事務局の職員らが一部の裕福な候補者に有利なように、票のすり替えなどの不正行為を行ったとして非難の声を上げた。
デモの参加者は政府が管理する投票箱がいくつあるのかを数え、同州の票を再集計すべきだと訴えた。
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( 翻訳者:岩間 縁 )
( 記事ID:1130 )