2005年10月3日付シャルグ紙
1バレルあたりのイラン産軽油価格は変動せず、58ドル42セントで売買された。
また、調査当日(メフル月8日=9月30日)イラン産軽油で最も高値がついたのは、スエズ運河河口市場で、60ドル57セントであった。
他方、1バレルあたりのイラン産重油価格も、同日2セント下がって、56ドル31セントで取引されたことから、イラン産輸出向け原油の1バレルあたりの平均価格は57ドル38セントであったとのことである。
また、同日のOPEC原油バスケット価格の原油価格は80セント上がって、58ドル18セントであったと発表された。アメリカ・エネルギー省(DOE)の最新の統計が示すところによると、最近1ヶ月間のガソリン需要量は前年の同じ時期に比べて3%減少したとのことである。しかしにもかかわらず、市場の流れは原油価格が今後も上昇する方向に動いており、中間留分〔*〕、特に暖房用燃料の生産が減少していることが、この流れに重要な影響を与える可能性もある。
〔*中間留分:石油精製品のうち、軽質なナフサやガソリンと重質なB重油やC重油との中間に位置する軽油、灯油及びA重油のこと〕
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( 翻訳者:藤川淳 )
( 記事ID:996 )