アメリカ、パレスチナに新たな国民協定を締結する機会を与える(アル・アハラーム紙)
2005年10月02日付 Al-Ahram 紙

■アメリカ、パレスチナに新たな国民協定を締結する機会を与える
 第三次地方議会選挙で得票率53%のファタハが勝利
 イスラエル、ガザ地区の再占領は行わない考え

【ガザ―ムハンマド・ムスタファー、ワシントン―諸通信社】

 アメリカはパレスチナに新たな国民協定を結ぶ余地と、治安と安定の強化のためにパレスチナ自治政府が責任を遂行するために、民兵組織、武装組織の解体を行うことが必要であることを要求した。
 アメリカのコンドリーザ・ライス国務長官は、ニュージャージー州のプリンストン大学での発言で、パレスチナの武装組織の下部構造を解体することは和平に至るための第一歩となるだろうと語った。
 また、ライス国務長官は、ロードマップではパレスチナ自治政府が中東の治安と安定を強化し、自治政府がふさわしい形で責任を遂行するために武装組織の下部構造を解体しなければならないことが規定されていることを明らかにし、アメリカが未だハマースをイスラエルの破壊を狙うテロ組織であると認識していることを強調した。
 また、ヨルダン川西岸地区とエルサレムで行われた第三次地方議会選挙で、ファタハが547議席(53.73%)を獲得し、過半数を勝ち取った。一方ハマースは265議席、人民戦線は55議席、民主戦線は13議席、人民党は18議席、ジハードは3議席、そして無所属候補が58議席、ヨルダン川西岸地区の選挙に参加した家族たちが59議席獲得した。
 カイロでの発表によると、今回の(第三次)選挙ではこれまでの二回と異なり、個別候補への投票ではなく比例制で行われた。
 パレスチナ中央選挙委員会のジャマール・アル=ショウバキー委員長は、「ハマースは51の地方区で過半数を獲得し、これらの地方議会で他の勢力と連立を組むことなく議長の地位を得ることが出来る。一方ハマースは13の地方区で過半数を獲得し、ここではハマースが連立することなしに議長になることができる」と語った。
 ハマースのスポークスマン、サーミー・アブー=ザハラー氏は「ハマースは選挙結果の発表のからくりを警戒している。というのは、それが特定の集団の勝利を意図的に示そうとしているからだ」と語り、選挙委員会が獲得議席数の割合を述べているが、組織毎の得票率には触れていないことを指摘した。
 アブー・ザハラー氏はヨルダン川西岸地区の情勢の厳しさから、全ての地方区の選挙への参加は行わなかったことを明らかにした。

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( 翻訳者:村山誓一 )
( 記事ID:1009 )