公正発展党員に意見の相違:レクリエーション場での飲酒禁止(Milliyet紙)
2005年11月13日付 Milliyet 紙

(ピクニックなどを行う)レクリエーション場での飲酒を禁止したアイドゥン市長で公正発展党党員のオルテキンは、「ムスリムの住む町でエスカルゴを売ってはならない(ムスリムが多数を占める社会でイスラムの信仰から外れたことはすべきでない、の意)」と述べた。

公正発展党員が首長を務めるアイドゥン市は、レクリエーション場でのアルコール販売、および公衆の面前での飲酒を禁止した。市長のイルハン・オルテキンは、「芝生に寝そべって、ラク(酒の一種)の瓶を片手に他人に迷惑をかけてはいけない」と言った。市がケペズ地区に5カ月前にオープンさせたアイテペ・レクリエーション場では飲酒が禁止された。整備中のプナルバシュ・レクリエーション場にも飲酒禁止を適用すると述べたオルテキンは、市民は芝生に座って無秩序に酒を飲むことはできなくなると話した。

■市長の主張
市議会が近々飲酒禁止の決議を下すことを明らかにしたオルテキンは、「規則を破って、ピクニックをする人が無理やり酒を飲むなら、治安警察によりレクリエーション場から退場させられることになる」と話した。公正発展党は神権政治を支持する政党ではないと述べた元祖国党員のオルテキンは、次のように話した。我々の社会は保守的であり、整った国家秩序が存在する。飲酒する場所も、礼拝する場所もそれぞれ明らかだ。酒を飲む人を隔離するという考えは危険である。彼らを隔離するのなら、礼拝する人も隔離せざるを得ないと言うことになる」。

■所変わってデニズリでは
一方、同じ公正発展党党員の市長でも、デニズリのチブリル郡長アフメト・アテシは郡庁がレクリエーション場内に建設中の施設に対し、同党議員の反対にも関わらず共和人民党員の賛成を得て飲酒を許可した。
<中略>
アテシは、公正発展党員からの批判に対し「あなた方は一体いつの時代に生きているのか?飲酒など大したことではない。施設に飲酒の許可を与えなければ、1万5千リラで施設を賃借させるのは困難だった。レクリエーション場での飲酒を禁止する法律などない」と答えた。

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( 翻訳者:井上 さやか )
( 記事ID:1286 )