百周年大学スキャンダルで副事務長自殺(Milliyet紙)
2005年11月14日付 Milliyet 紙
百周年大学の不正行為告発に関する事情聴取で、7月に逮捕された副事務長エンバル・アルパル(58)容疑者が刑務所で自殺した。
アルパル容疑者は、10月14日に逮捕されたユジェル・アシュクン学長と同じ雑居房に収容されていたが、房の洗面所で洗濯紐を使って首を吊り、自らの命を絶ったことが明らかになった。アシュクン学長も夕方に心臓発作を起こし、集中治療室に収容された。
■7月に逮捕
ヴァン検察総局は、2500万USドル相当の医療機器入札疑惑で百周年大学医学部付属病院に対し捜査を開始し、7月に「公文書偽造」のかどでアルパル副事務長を逮捕した。
ヴァンM型刑務所に収容されたアルパル容疑者は、昨日13時頃、雑居房の仲間に「洗濯をしに行く」といい、洗面器と洗濯紐を抱えて洗面所に入った。30分ほど経過したにも関わらず洗面所に入ったままのアルパル容疑者を心配した房の仲間が洗面所に入ると、洗濯紐で天井から吊られた遺体があった。
■検事総長が事件現場に
事態が刑務所の管理部門に伝えられてすぐ、ヴァンのケマル・カチャン検事総長が刑務所に訪れた。カチャン氏は捜査を始め、刑務所内でアルパル容疑者の検死をする一方、アシュクン学長と他の雑居房の仲間を事情聴取した。アルパル容疑者の遺体は、検死のあと司法解剖のため17:30に救急車でディヤルバクル法医学研究所に搬送された。
アルパル容疑者の妻で、元教師であるネジミイェ・アルパルさんと親族は、刑務所に来た百周年大学の事務局長ウシュク・テペ教授に、アルパル容疑者の逮捕の原因となった申立てに反感を示し、敵対的な態度をとった。
■20年間ヴァンで勤務
1947年生まれのアルパル容疑者は、1965年に道路公団第9支所で電気工として仕事を始めた。1985年に百周年大学の建設技術部に専門技師として配属された。同じ部署で1987年に支部局長に、1992年には建設技術部の部長となった。2003年には百周年大学の副事務長となったアルパル容疑者は既婚で2人の子供の父親だった。
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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:1296 )