ガソリン輸入に外貨預金を用いる法案が可決 シャルグ紙
2005年11月17日付 Sharq 紙

2005年11月17日付シャルグ紙2面

【政治部】ガソリン輸入に補助金を与える内容の法案に関する議論をめぐり、国会内で意見対立が生じたため、昨日の国会公開審議は約一時間中断した。

 当紙国会担当の記者が伝えるところによると、ガソリン輸入及び小麦の保証買い取り用に必要な補助金を給付するための緊急法案総則が、火曜日の国会公開審議で可決された。しかし、昨日開かれた国会の公開審議での同法案の細則、特にガソリンに関する第一項ならびに第二項に関する協議は難航し、議論は長時間に及んだ。ついに、議員らの間で意見対立が表面化すると、ゴラーム=アリー・ハッダード=アーデル国会議長は意見の集約を目的に、審議の休憩を宣言した。

 国会審議の中断は約一時間に及んだが、審議が再開されると、ダームガーン選出のハサン・ソブハーニー議員は抗議を表明、国会の内部規定に注意を促し、ハッダード=アーデル議長に向け、「国会はあたかも、長老たちの仲裁によって運営されているかのような観を呈している。実に残念なことだ」と述べた。タブリーズ選出のエスマーイール・ジャッバールザーデ議員も、法案に対する審議のあり方を批判、国会の内部規定に反しているとの見方を示した。

 一時間に及ぶ議論の末、ガソリン輸入及び小麦の保証買い取りのための補助金給付に関する法案細則は可決され、その他の細則については次回国会公開審議での協議に持ち越された。可決された同法によると、政府はガソリン輸入への補助金として、外貨預金から総額27兆2020億リヤール〔約3470億円〕相当を割り当てることができる。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:1319 )