Dogan HIZLANコラム:ミーマール・スィナン芸術大学の教官作品展覧会開催される
2005年11月11日付 Hurriyet 紙

11月11日17:30からミーマール・スィナン芸術大学で「芸術アカデミー教官作品展(1928-1982)」が開催される。この展覧会の作品は、美に対する忠誠心の象徴であり、大変貴重なイスタンブル絵画・彫刻美術館コレクションから選ばれている。

作品展カタログの冒頭で、MSGSU(ミーマール・スィナン芸術大学)のイスメト・ヴィルダン・アルプテキン学長が「ひとつの芸術学校の歴史(1882-2005)」という文章のなかで、今後の活動について説明をしている。
「今後、予定されている『ミーマール・スィナン大学教官絵画・彫刻作品展(1982-2004)』ならびに『ミーマール・スィナン大学絵画・彫刻作品展(2004年以降)』プロジェクトは、今回の作品展を皮切りにはじめられる別の催し物となる予定だ。」

作品展カタログで必ず読むべき文章は、「芸術学校(Sanayi-i Nefise)からミーマール・スィナン芸術大学へ」の章にある「第二期:1928-1982年芸術アカデミー」というムスタファ・ジェザル氏によってかかれたモノグラフである。この文章を読めば、この芸術学校成立の過程から改革にいたるまですべての歴史を知ることができる。

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ムスタファ・ジェザル氏の見解をここに引用しようと思う。この芸術アカデミーのアイデンティティーを非常によくあらわしていると感じたからだ。

「この機会に次のことを述べたいと思うのだが、100年、またはそれ以上の歴史をもつ高等教育機関のなかでたった二つの機関が、神学院のような古い体質を一蹴し、保守的で偏狭な思想をもたないことで注目される。この教育機関のひとつは軍学校、そしてもうひとつは芸術アカデミーだ。」

ミーマール・スィナン芸術大学付属絵画・彫刻美術館にて年末まで開かれている展覧会では、誰の作品が展示されているのだろうか?アルファベット順にフアト・アジャロウルからはじまりケナン・ヨントゥンチまで、76人のアーティストの名前がリストに掲載されている。

昨日ミーマール・スィナン芸術大学では、11月10日ということでアタテュルク記念行事が行われ、本日(11月11日)は、アタテュルクに関するパネル・ディスカッションが行われる。

最初のパネルは10時から12時半までで、テーマは「アタテュルクと文化」、進行役はアイドゥン・アヤン氏である。ジェンギズ・ベクタシュ氏、デミルタシュ・ジェイフン氏、デヴリム・エルビル氏、ハリト・レフィー氏、ディレキ・エヴギン氏がスピーカーとして参加する。

第二のパネルのテーマは、「アタテュルクとコミュニティー」で14時から16時半まで、進行役はアルタン・オイメン氏、スピーカーは、イェキタ・ギュンギョル・オズデン氏、ニリュフェル・ナルル氏、ネジャティ・オズゲン氏、ムゼッイェン・ギュレル氏、エミン・ギュルセス氏である。

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ひとつの芸術学校が、もっとふみこんで言えば、共和国とアタテュルクが、芸術、文学、文化にもちこんだものを思い起こすことは喜ばしいことだ。



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( 翻訳者:山下 王世 )
( 記事ID:1323 )