新たに15校の大学設立決まる(Milliyet紙)
2005年11月23日付 Milliyet 紙
以前より国会議員からの要請があった、「選挙区に大学を」という動きに対し、公正発展党政権は、新たに15大学の設立を決定した。トルコ大国民議会議長へに提出された議案によって、エルドアン首相は同郷の人々を最も喜ばせることになりそうだ。というのも、すでに大学があるトラブゾンとサムスンに加え、リゼ、オルドゥ、ギレスン、カスタモヌといった黒海地方に大学が設立されるからである〔注:エルドアン首相は黒海地方のリゼ出身〕。上記以外の大学設立予定地は次のとおり。クルシェヒル、ドゥズジェ、ブルドゥル、ウシャク、テキルダー、エルズィンジャン、アクサライ、チョルム、ヨズガト、アドゥヤマン、アマスヤに計15の大学が新設される。
トルコ大国民議会国民教育委員会では現在、国会議員が自分の選挙区に大学を設立したいという希望に基づいて提出した66もの法案が未採決のままになっている。(15校新設の)議案は、未採決の66法案のうち15法案の要求に応えたものである。
■2000人超の公務員募集
議案によれば、大学がすでに設立されている県にあり、他の大学に所属している学部は新設される大学へ合併されることになる。新設大学の学長は2年以内に、文部省と首相により選ばれた3人の候補の中から大統領が一名を選出することになっている。大学職員として2000人が募集される予定である。トルコには既存の 53の国立、24の財団運営の私立あわせ77の大学があるが、大学新設を要求する声が高まるも、1994年以来今日まで新たな国立大学が設立されることはなかった。
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( 翻訳者:塚田 真裕 )
( 記事ID:1364 )