高等教育機構(YÖK)テズィチ理事長:大学自治の確立を訴える(Milliyet紙)
2005年11月03日付 Milliyet 紙

高等教育機構(YÖK)のテズィチ理事長は「大学は自治を確立すべきである。自分の学校の学長は自分達で選ぶべきであり、外部からの干渉は必要ない」と述べた。


テズィチ理事長は、マルディンのミドヤト郡にあるホテルで、ミドヤト高等職業教育校を設立・持続させる会のメンバーとの会議に出席した。
会議の出席者は、ヴァン百周年大学によってミドヤト郡に建設されることになって いる高等職業教育校を、より近隣に位置するディヤルバクルのディジュレ大学管轄に移行すべきだと主張した。
これに関しテズィチ理事長は、「マルディンにはその文化 や歴史を考えれば大学をもつ当然の権利がある、しかしながら、大学の設立には、一定のインフラがなくてはならない、(だからマルディンに大学をつくることは現時点では無理だ)」、と述べた。

■学長は自分達で選ぶ
 大学のためのインフラ整備ができたならば、大学の設立は自ずとついてくる、と述べたテズィチ理事長は、次のように続けた。「高等職業教育校は大学の傘下組織となる。大学は独立している必要がある。自分の大学の学長は自分達で選ぶべきであり、外部からの干渉は必要ない。YÖKからも、政治権力からも干渉は必要ない。大学の独立は影響力を持つ十分な数の職員がいて可能となる。今は学生交流の時代である。他校の学生がこちらを訪れたり、こちらの学生が他校を訪問したりするだろう。」
 一方、昨日、バトゥマン県出身の公正発展党議員、アフィフ・デミルクラン代議士、アフメト・イナル代議士、アリ・スチン代議士は、面談を希望していたテズィチ理事長と一堂に介し、バトゥマンにも学部の設立を訴えた。


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( 翻訳者:住永 千裕 )
( 記事ID:1224 )