レバノン国内諸勢力の青年組織が会合 外国の内政干渉反対キャンペーンに関する合意に到らず(アル・ナハール紙)
2005年12月02日付 Al-Nahar 紙

■ レバノン国内諸勢力の青年組織が会合 外国の内政干渉反対キャンペーンに関する合意に到らず

2005年12月2日付アル=ナハール紙(レバノン)HP教育面

 イスラム集団教育局の呼びかけにより、レバノン内政への外国勢力の干渉に反対する青年や学生たちによるキャンペーンの実施について協議するため、複数の青年組織や学生組織の会合が行われた。

 はじめにウマル・アル=ミスリー(イスラム集団)が出席者を歓迎し、今回の会合はさまざまな宗派や政治的立場の違いを超えて学生組織が集まり、3・14集会参加者と3・8集会参加者が一同に会しているゆえに重要なものだと強調した。

 そしてこの会合が、メディアで目にするレバノンの若者たちのように、どちらの側も相手側に対して得点を上げることばかり気にかけるような会合にはならないよう願った。そして、「レバノンの内政に対する外国の干渉を拒否する原則を提起することが必要だ。なぜなら我々は、アメリカが支配する国際社会による保護国化に直面しているのであり、いかなる保護国化政策もこの地域においてはイスラエルに奉仕し、覇権のためのプロジェクトに奉仕することになるからだ」と述べた。

 ミスリーは、レバノン内政への外国の干渉を拒否するための青年のキャンペーンを実施することと、そのための全体会合の開催に向けて準備を開始することを呼びかけた。そしてお互いの立場の共通点を模索する必要性を強調した。

 集まった青年たちは「裏切り者呼ばわりの論理や相手の意図を先読みして裁断しようとする姿勢を離れて、レバノンの青年たちの間の建設的な対話とレバノンのアラブ性に依拠し、ターイフ合意を全体を保護する傘とみなし、外国のどんな介入も拒否すること」の必要性を強調した。

 キャンペーンの実施に関しては集まった青年たちの間で見解の相違が生じ、彼らはあらためて会合を開き相互の連絡と対話を継続してゆくことを確認した。

(後略)



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( 翻訳者:「南・西アジア地域言語論(アラブ・メディア翻訳)」12月9日 )
( 記事ID:1492 )