ウスキュダル市の禁酒エリア、外国人観光客があつまるレストランは除外(Hurriyet紙)
2005年12月12日付 Hurriyet 紙

 歴史的建造物であるクズ・クレ(乙女の塔)は、ウスキュダル市議会が決議した「酒販売許可書の交付不可」エリアに入っている。しかしクズ・クレの(現行の)酒販売許可書には、観光施設であることを示す文書も添付されているため、酒販売禁止から除外された。

 クズ・クレの関係者は、市当局の「飲酒エリア地図」に言及しつつ、次のように述べた。「酒を出せないレストランとして、『クズ・クレ海浜レストラン』の名前が書かれているが、これは海沿い通りにある別のレストランであり、我々のものと混同することのないようにお願いしたい。我々には観光施設証書が交付されており禁酒法の適用は受けない。開店以来、アルコール飲料の販売を行ってきたし、今後も販売は続けていく。」
またクズ・クレ関係者は、 「クズ・クレのまわりは海で囲まれ、通りはない。したがって禁酒ストリートにそもそも入らない、というジョークもでている。」とも話し、こう続けた。「観光省との契約はまだ継続している。この契約の有効期限内に酒販売許可書の取り消しはない。」

■マナヴガト郡では
 アンタリヤのマナヴガト郡議会は、一般に「レッド・ストリート・プロジェクト」として知られている試みのなかで、飲酒可能なエリア(通り)を確定した。地図上に飲酒可能な通りは赤色ではなくオレンジ色で示された。2005年9月11日に飲酒可能と決められた通りは、マナヴガド郡のネジメッティン・オザスラン助役によって公表された。オザスラン助役は、「マナヴガト郡は観光地であり、多くの人々が観光業で生計を立てている。可能な限り、市民や商業に従事する皆さんに悪影響をださないかたちで、適当なエリア(通り)を確定するようにした。」と話した。


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( 翻訳者:岩根 匡宏 )
( 記事ID:1496 )