ヴァン百周年大学学長の保釈、認められず(Milliyet紙)
2005年12月15日付 Milliyet 紙

新しく審理に加わった裁判官も、検察官も保釈を求めた。しかし、61日後に裁判所に出頭しなければならないかもしれないユジェル・アシュクン学長の保釈は認められなかった。次回の審問は12月29日に延期された。

ヴァン百周年大学のユジェル・アシュクン学長に関して開かれた裁判の初審問は、論争を呼びそうな結果で終わった。アシュクンの保釈を主張していたある裁判官が「立場が偏っている」という理由で審問委員から外されたが、代わりに入った裁判官と検察官も保釈を要求。しかしこの要求は以前から拒否し続けている2人の裁判官の票によってまたも撤回された。10月14日に逮捕されてから61日後に裁判所に出頭する可能性のあるアシュクンの拘留は続くこととなった。

アシュクンは、7月11日に逮捕された同大学のエンヴェル・アルパル副理事長が11月12日に自殺して以来、体調不良により入院していたが、第3重罪裁判所での審問には救急車で出向いた。アシュクンの妻、オイサ・アシュクン助教授が参加しなかった審問を、高等教育機構、国際弁護士連盟、共和人民党代表団、アンカラとイスタンブルの弁護士代表団、そして襟元に白いリボンをつけた何人かの教員が見守った。狭さを理由に会場には抽選で当たった5人の記者だけが入室した。中に入れなかった故アルパル氏の兄弟のドゥルスン・アルパル氏は「自分たちの都合のよいように司法を利用している」と批判した。

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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:1510 )