トルコで海賊版ソフト使用率、世界平均を大きく上回り66パーセントに(Radikal紙)
2005年12月19日付 Radikal 紙

トルコは海賊版ソフトの天国…。統計によると、海賊版ソフト使用率の世界平均が35%のところ、トルコは66%と推計されている。アメリカでは22%、イギリスでは27%、ドイツでは29%、フランスでは45%、イスラエルでは33%、サウジアラビアでは52%、オマーンでは64%、カタールでは62%、南アフリカでは37%、台湾では43%だった。
海賊版ソフト対策の一環として、BSA(ビジネス・ソフトウェア・アライアンス)のトルコ代表、法務省ヨーロッパ総局、ビルケント大学の協力により、同大学美術学部で「コンピューターソフトの著作権保護」というタイトルのパネル・ディスカッションが開かれた。参加者の内、BSAでヨーロッパ・アフリカ・中東地域を担当するローレント・マッソン氏は、トルコの海賊版ソフト使用率の高さを強調した。
マッソン氏は、来年以降この割合が管理の厳密化で最低限のレベルに低下すると確信しており、この分野における法整備が大変活発に行われたことや、海賊版ソフト対策のための準備が迅速に行われたことに言及した。
マッソン氏によると、トルコは海賊版ソフトの使用率で東欧諸国に遅れをとっている唯一の国である。

■トルコでは販売されなかった
マッソン氏は、BSAの加盟メンバーであるマイクロソフトが、海賊版ソフトの使用率が高いという理由で同社の最新ゲーム機「Xbox360」をトルコでは販売しなかったことを述べた上で、トルコ以外に販売されなかった国があることも付け加えた。

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( 翻訳者:坂 泉穂 )
( 記事ID:1539 )