「アフマディーネジャード政権のアプローチはアリーの道に則っている」:セイエド・アフマド・ハータミー
2005年12月24日付 Sharq 紙

2005年12月24日付シャルグ紙2面

【ISNA】テヘランの暫定金曜礼拝導師のセイエド・アフマド・ハータミー師〔*前大統領のモハンマド・ハータミー師とは別人〕は、過去の政権が為した貢献について触れ、その労に謝意を表した上で、「アフマディーネジャード政権のアプローチはアリーの道に則ったものであり、称賛に値する」と述べた。

 テヘランの暫定金曜礼拝導師の一人に任命されて初めての金曜礼拝に臨んだハータミー師は、暫定金曜礼拝導師に自らを推挙したハーメネイー最高指導者に感謝の意を表した上で、同職責を首尾よく務めることができることを願っている旨述べた。

 同師は、革命後イスラーム共和国のために貢献した過去の政権全てに謝意を表明した上で、アフマディーネジャード政権については、肯定的で評価に値するアプローチを採っている評し、次のように語った。「この政権からは、肯定的で評価に値するアプローチが5点、見て取ることができる。すなわち、イスラームを希求しその価値によく従っていること、正義を旨としその拡大に努力していること、弱者をよく守っていること、大統領とその第9代目政府が積極的で活力ある政策を打ち出し、高慢な世界に対して勇気ある立場を採っていること、そして国民が実際の行動を求めており、政治的喧騒にはうんざりしているなかで、汗を流して仕事をし、勤勉なメンバーを閣僚として選んでいること、である。これら5点は神とアリーの道に則ったものであり、称賛に値する。これらは正当に評価すべきだ」。

 今週のテヘラン金曜礼拝導師を務めた同師は、モッタキー外相がアナン国連事務総長に宛てた手紙の中で、アメリカにおける人権侵害について指摘したことに触れ、「イスラーム政府は憲法に基づき、差別の解消に向け努力する義務がある。このような努力は、政府が率先して行うべきことである。このような努力が実を結ぶ日が来ることを願っている」と述べた。

 その上で同師は、人権侵害の廉で西洋がイランを再び非難していることに触れ、「このような非難は、笑止千万である。差別が原因で人民が暴動を起こし、軍制を敷かざるを得なくなっているような国〔フランスでの暴動を指す〕が、我が国を人権侵害で非難しているのだから、なおさらである」と述べ、さらに「自分たちの市民すら安全に暮らすことができないような国が、人権を口にしている」と付け加えた。

 ハータミー師はまた、EUとの間で核協議の新たなラウンドが開始されたことについて触れ、次のように語った。「いかなる領域であれ、他者を強要したり、他者から強要を受けたりすることを拒否する、というのがわれわれの依拠している論理である。われわれはNPTを受け入れている。彼らは、われわれがNPTの協約にもとづいて行動していることを認めている。われわれには〔核の平和利用の〕権利があり、その権利に関して妥協はしない。NPT第4条では、メンバー各国は核の平和利用技術を享受できることが明記されており、われわれもこのような権利を有している」。

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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:1586 )