イラン・ファッションを盛り上げよ:国会女性家族問題委員長 ハムシャフリー紙
2005年12月27日付 Hamshahri 紙
2005年12月27日付ハムシャフリー紙
国の服飾デザイナーや製造業者に対する保護の不在が、社会の各層、特に婦人や女性たちが外国の服飾モデルやファッションを追い求める原因になっている。
国会の女性・家族問題委員会の委員長を務めるファーテメ・アーリヤー議員は、メフル通信とのインタビューで、女性たちがイラン・ファッションに無関心であることについて、「我が国ではファッションに対して否定的な風潮がある、というわけではない。ただ、服飾デザイナーや製造業者に対するきちんとした保護がなく、必要な機会が十分提供されていないために、〔国産の〕デザインやファッションの供給量が少なく、一般消費者の手に届き、好評を得るようにはなっていない、というのが現状である」と語った。
同議員はさらに、次のように指摘した。「現在、服飾デザイン専攻の卒業生たちの中には、有能な人物が数多く存在する。彼女たちならば、イラン的で伝統的な、好ましいデザインを女性たちの利用に供し、多くのファッションを創造することも可能なはずだ。しかし、ファッション・ショーの開催ができないために、彼女たちの創作したデザインは、世間に全く知られていない。そのため、人々は海外からの輸入ものの服飾モデル、デザインを利用せざるを得ないのである」。
アーリヤー委員長はその上で、次のように強調した。「もし国内のデザイナーたちに様々な服飾デザインを世に示す機会が与えられるならば、そして産業省や商業省の協力によって十分な便宜・保護が彼女たちに与えられるならば、極めて安価かつ多様な服が国内生産によって製造され、国産ファッションを一般に提供することも、容易になるはずだ」。
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( 翻訳者:斎藤正道 )
( 記事ID:1602 )