PKKとの関連が指摘されるクルド民主解決党(PCDK)、イラク選挙に立候補へ(Milliyet紙)
2005年12月06日付 Milliyet 紙
PKKとの関係が明らかにされたクルド民主解決党(PCDK)は、イラク連邦議会選挙で第779番の党として10地域に候補者を立てる。PCDKキルクーク選挙区担当のフドゥル氏は、「PKKとの心の結びつきがある、われわれは兄弟のようなものだ」と語った。
テロ組織PKKによって設立されたことを明らかにされたクルド民主解決党(PCDK)は、イラク連邦議会選に第779番の党として、10地域での当選を狙う。PKKの政党ではないと主張する同党キルクーク担当のシェムセッディン・フドゥル氏は、「PKKとは心の結びつきがある。他のすべてのクルド政党ともよい関係にある」と述べた。
トルコが解党を求めているPCDKのキルクーク事務所にはPKKの「連邦」旗がはためいている。本紙の質問に答えたフドゥル氏は、合法的な政党であることを述べた。バグダッドではイラク民主統一党の候補者を支持すると話す同氏は、「イラク全土で30人の候補者を立てる。クルド、アラブ、アスリー、トルクメン、ケルダーニの各民族を含む政権の誕生を目指す」と話した。
クルド民主党とクルド愛国同盟を含む9つの政党からなるクルド同盟の枠組みでの選挙参加を望んだが、返答が得られなかったことを明らかにしたフドゥル氏は、「要請がなかったので、単独で参加することに決めた。民主的なイラクを構築することが私たちの目的だ」と答えた。PKK党員ではないと述べたフドゥル氏は、次のように話した。「クルド民主解決党は独立した政党だ。イラクの多くの政党と友好関係にある。トルコ、シリア、イランのクルド人とも緊密な関係がある。PKKを含むすべてのクルド人と兄弟関係にあるようなものだ。時おり共通の活動を行っている」。
PCDKへの妨害活動はなかったと話すクルド自治政府トップのメスド・バルザーニ氏は、「これは私たちの仕事ではない。中央政府が決めることだ」と述べた。
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( 翻訳者:栗林 尚美 )
( 記事ID:1450 )