アンカラ検察局、カフェで営業する占い師を起訴(Hurriyet紙)
2005年12月08日付 Hurriyet 紙
アンカラ検察局のナディ・テュルカスラン検察官は、主にクズライとその周辺で営業している14店舗のカフェのオーナーと、これらの店舗でコーヒー占いはじめ、タロット占い、水占いを行っていた占い師について、最低3ヶ月の禁固刑を求める裁判を重罪裁判所におこした。
起訴状によると、トルコ刑法第37条第2項「他人を使って罪を犯させた人物も、加害者として罪にとわれる。」に従って、カフェのオーナー達も(占い師達と)同罪で被告とされた。法律第677号(神秘主義教団の修行場・墓廟の閉鎖、ならびに墓守等肩書きの禁止と廃止に関する法律)の第1条第2項に則り、被告には最低3ヶ月の禁固刑が求刑された。
法律には刑罰の最高刑は明示されていないが、新トルコ刑法の第49条第1項には、法律のなかで特に言及が無い場合は、最長禁固刑を20年としている。起訴状では、トルコで占いは法律第677号によって禁止されているとし、さらに、占いが犯罪となるのは料金がとられている場合であるが、カフェでは占いをすることでより多くの顧客を獲得しており、このようなかたちで(間接的に)収入が確保されていると述べられた。
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( 翻訳者:田林 玲 )
( 記事ID:1468 )