軍人は勤務時間外であっても選挙活動を行うことができない ハムシャフリー紙
2005年05月16日付 Hamshahri 紙
司法解釈と内相の意見の相違
軍人は勤務時間外であっても選挙活動を行うことができない
イラン学生通信:ラーリー内相は、「選挙法と選挙管理委員会の通達によれば、軍部の圧力は選挙の安定を妨げるものであり、彼らの選挙におけるいかなる政治活動も違法とされる」と述べた。
ラーリー内相は国会記者団との会見で、この件に関して次のように述べた。「法律によれば、バスィージであれ、革命防衛隊であれ、治安維持軍〔警察のこと〕であれ、国軍であれ、軍に所属している者は選挙に関わるいかなる活動もしてはならない。」
アブドル=ヴァーヘド・ムーサヴィー=ラーリーはさらに、次のように述べた。「〔シャーフルーディー〕司法権長との会談の中で、警察は違反者に対しては、真剣に取り組むことになった」
ラーリー内相は次のように続けた。「国の選挙管理委員会の法律問題担当部から州及び中央の選挙管理委員会へ出された通達によれば、軍隊に所属する者は勤務時間外であっても選挙候補者の事務所等で活動してはならないことになっている」。彼は次のように強調した。「知事代理や、護憲評議会監督委員、候補者代理として軍人を選ぶことも違法であり犯罪とみなされる」。
ラーリー内相は、軍人の勤務時間外の選挙活動についての司法権報道官の発言に対して、次のように述べた。「氏は選挙管理委員会の通達を無視している。選挙の安全確保をのぞいて、軍人が選挙に関連した活動を行うことは違法である」。ラーリー内相はまた、次のように述べた。「ザンジャーンやコムなどの都市で状況を緊張化させるような事件が起きたとの報告が内務省に届いている。それについてはきちんと調査を行うよう、すでに指示している」。
イラン学生通信によれば、ラーリー内相は候補者の宣伝活動に関して、次のように述べた。「選挙法によれば、候補者としての登録後は、いかなる宣伝活動も違法であり犯罪とみなされる」。
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( 翻訳者:小野寺菜穂 )
( 記事ID:44 )