オランダ大使から民主人民党へ助言:クルド人社会の改革に向け(Milliyet紙)
2005年06月06日付 Milliyet 紙
アンカラのオランダ大使ショード・ゴッセスは、DEHAP(民主人民党)党員のディヤルバクル大市長オスマン・バイデミルに「PKK(クルド労働者党)と距離を置きなさい。分離主義者から離れなさい」と忠告した。
EUの議長国であるルクセンブルクをトルコで代表するゴッセスは、南東アナトリアへの訪問で、地元の行政関係者らに対し「封建制を廃止しなさい。まず、トルコ語を習得しなさい」と述べた。ゴッセスは、5月の3週目にこの地方で行った調査で得た印象を他のEU諸国の大使たちに伝えた。
<封建制が最大の障害>
「クルド人の大半がはっきりとは言いたくないとしても、封建制は地域の発展を阻む最大の障害だ。名誉を守るための殺人や、女子が教育を受けさせてもらえないことの根本的な理由だ。(トルコ)南東部は近代化の過程でやるべきことをEUやトルコ政府に任せすぎていることだ。ヨーロッパでは誰でも自国の言葉を話す。クルド人を含む諸民族が母語を自由に使えるようEUがトルコに求めるからといって、この国に住むすべての人がトルコ語を知らなくてもよいということにはならない。トルコ語を知らないことが、南東部がヨーロッパの基準に達する際の最大の障害である」。
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( 翻訳者:田辺朋子 )
( 記事ID:153 )