アメリカからのほめ言葉責め言葉(Milliyet紙)
2005年06月10日付 Milliyet 紙
エルドアン首相とアメリカのブッシュ大統領との会談はアメリカのマスコミで幅広い反応を巻き起こした。PKKへの対抗に対する援助を得るという望みは受け容れられなかったと伝えた。
■親密な同盟国
ワシントンポスト:ブッシュがトルコを中東での親密で民主的な同盟国だと賞賛する一方、エルドアンがPKK制圧のための一層の支援の援助の要求は受け入れられなかったと伝えた。エルドアンはワシントンへPKKへの対抗援助を得るため赴いたのだと書いた同紙は、この数ヶ月間にPKKに殺害されたトルコ兵の数が、イラクで同じ期間に殺されたアメリカ兵の数を上回っていることを述べ注目を集めた。他方で同紙では、アメリカ国防省の高官が2003年にトルコが下した軍の基地をイラクの占領の為に使わせないという決定に対して不快感を表明したことを強調した。
■ダマスカスと深くなる関係
ワシントンタイムズ:「ブッシュ大統領は昨日トルコがアメリカ軍をクルド武装勢力に対する措置を講じるために用いるという要求を拒否した」と報じた。同紙は「両者の関係は、トルコがシリアと関係を深めたことでも緊張を増している」と述べた。
■ブッシュは支援を求めている
ヘラルドトリビューン:エルドアンがアメリカのPKK問題への援助に関して「まだ十分ではないと述べた」と伝えた同紙は、ブッシュ政権がシリア問題について支援を求めてたが、エルドアンのシリアとの関係をオープンにしておくことが重要だとの趣旨の発言に注目した。
■キリスト教民主主義者のように
クリスチャンサイエンスモニター:同紙はAKP(公正発展党)を民主主義の原則に基づく宗教政党のモデルとして紹介した。「AKPはヨーロッパにおけるキリスト教民主主義政党かイスラエルにおける宗教政党のような活動をしている。この種の政党は自らの信仰に基づいた社会を築き上げることを望んでいるが、その一方で民主主義の規則に従ったり世俗的な政党と協調関係を築けるということも証明している。
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( 翻訳者:山雄起 )
( 記事ID:182 )