シリアのレバノン撤退は、トルコの要請のおかげとエルドアン首相(Milliyet紙)
2005年06月16日付 Milliyet 紙

レバノン訪問に出発したエルドアン首相は、シリアのアサド大統領がトルコを訪問した際に、(トルコ側がシリアに)レバノンからの撤退を求めたことを明らかにした、と述べた。
エルドアンは、「アサドは、セゼル大統領がシリア訪問を行った際にも、「シリアはレバノンから、あなたがたの求めに応じて撤退するのです」と言ったそうだ。その1週間後に実際の撤退がはじまりました」と語った。

アラブ経済フォーラムに参加するために、昨日、レバノンに到着したエルドアンは機内で記者と懇談した。アメリカがシリア問題を深刻視していることに触れ、「シリアは、(PKKの)アブドゥッラー・オジャランを国外に追放し、我々に協力してくれた。ハタイ(の領土問題)についても、近年はとやかく言っていない」と語リ、有効的な関係を強調した。

■故ハリーリー前首相の夫人を訪問

エルドアンは、レバノン首相ナジブ・ミカーティーとの会見のあとで、2月14日に爆弾テロでなくなった、前レバノン首相ラフィーク・ハリーリーの妻、ナーズィク・ハリーリー宅を訪問した。エルドアン首相のエミネ・エルドアン夫人、財務大臣ケマル・ウナクタンのアフセン・ウナクタン夫人も加わって訪問に際し、ハリーリー夫人は、トルコの訪問団に、コーランとベイルートの写真の納められたアルバムをプレゼントした。エルドアンも、夫人にコーランを贈った。

エルドアンは、弔問帳に、「(ハリーリー前首相のトルコ訪問に対する)返礼の訪問が、このような形になろうとは」と記し、英語で、トルコ共和国首相、とサインをした。エルドアン夫妻は、こののち、ラフィーク・ハリーリー前首相の墓地にも行った。墓石の前で、ナーズィク・ハリーリー夫人の説明を受けエミネ夫人は涙を流した。




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( 翻訳者:林佳世子 )
( 記事ID:237 )