アゼルバイジャンは「フリーダム」を望んだ(Radikal紙)
2005年06月19日付 Radikal 紙
(バクー発)
アゼルバイジャンで11月に予定された選挙を前に声を上げはじめた反対派は、6月4日に実施されたデモ(訳者註:2005/06/05「バクーで野党連合集会:アゼリー人広場に集結」(Radikal紙)参照)に続いて、昨日路上に繰り出した。3大野党であるムサヴァト、人民戦線、民主各党によって構成される「アザードルク」(自由)陣営のバクーでの集会において、2万人が、イルハム・アアリエフ大統領の退陣を求めた。警察が「民主的」選挙のスローガンを掲げるデモ隊に対して非常線を張ると、衝突が発生した。
オレンジ色のコスチューム、旗、風船が溢れた集会では、アメリカのジョージ・ブッシュをはじめとした西方世界によるアゼルバイジャンの民主化プロセス支援が要求された。集会ですべてのプラカードが英語で書かれていたことも目を引いた。
***********以下解説**********
ウクライナにおける2004年大統領選挙以降のプロセスが「オレンジ革命」と称されることを想起されたい。この命名は、ユシチェンコ陣営支持者のトレードマークであった「オレンジ色」にちなむものですが、アゼルバイジャンでもオレンジ色はいわば「自由・民主化」要求のシンボルとなりつつあるといったところでしょうか。(文責:長岡大輔)
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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:256 )