テヘラン大学でモイーン支持者の集会
2005年06月15日付 Sharq 紙


シャルグ紙1〜15面

【政治部】昨日、モスタファー・モイーン支持者による集会が、テヘラン大学の体育館で開かれた。この集会では、数名の政治活動家が演説を行った。モイーンの選挙本部長のアリー・シャクーリー=ラードは、この集会で次のように述べた。

「秒読みが始まった。第9期共和国大統領選まで、チャンスはまだある程度残っている。本日のあなた方から精神的支援を得ることよって、我々は勝利しなくてはいけない」。

この集会のもう一人の演説者はエブラヒーム・ヤズディーだ。《イラン自由運動》の事務局長である彼は、少し前からモイーン支持に回っている。彼はこの集会で現状の分析を行い、選挙によって、体制はひとつの分岐点の始まりに立っていると強調した。

ヤズディーは、《イラン自由運動》が数日前にモイーン支持に回ったことに触れ、さらに次のように強調した。「この数週間の間、改革主義者たちの呼びかけに肯定的に応えることで、我々は政治の方程式に変化を生み出した。モイーン氏の得票順位が3番から2番に上昇することで、〔今度は我々が変化させた〕この方程式そのものに変化が生じてきたのだ」。

彼はまた、民主主義に忠実な候補者が選挙で選ばれる、そういった道が整うまで、しっかりとした歩みで前進を続けようと人々に呼びかけた。

モフセン・アールミーンも、この集会の演説者だ。イスラーム革命聖戦士機構のスポークスパーソンは、次のように述べた。

「ハータミー政権時代の改革は数々の成功をおさめてきた。一部の者たちは、改革主義者の間に不和を生じさせ、彼らを内紛・党内抗争に巻き込もうと画策した。現在、我々は予断を許さない状況にある。選挙の表舞台におけるモイーン氏の存在、そして彼から出された声明は、改革の実現に対する真摯な意志が今もなお存在し続けているということを表すものだ」。

さらに彼は、モイーンを支持するすべての学識ある人々とあらゆる階層の人々に謝意を表明した。

モフセン・キャディーヴァルもこの集会で次のように強調した。

「選挙のときが近づいているにも拘らず、いまだ一部のエリートたちはこの選挙に参加するべきか否か、疑問を持っている」。

彼は、投票箱のもとに足を運ぶことは民主主義達成のための必要不可欠な条件だが、しかしこれだけでは十分な条件とは言えず、我々がもし選挙という場で勝利したとしても、それは我々にとって新たな困難のはじまりであるということを自覚しなければならない、との考えを述べた。

また、この選挙集会では、ファーテメ・ラーケイーが女性の役割について演説した。

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( 翻訳者:村上遥 )
( 記事ID:266 )