明日オジャランに判決(Milliyet紙)
2005年05月11日付 Milliyet 紙

欧州人権裁判所の控訴審議所である大法廷は明日、テロ組織のリーダー、アブドゥッラー・オジャランに関する判決を下すことになっている。

この度の訴訟は、以前下された判決が「公平裁判権の違反にあたる」という理由で上告されたことをうけ起こったもので、欧州人権法廷裁判所の判決を監査する欧州評議会の決定機関、閣僚委員会の議題になっている。オジャランの弁護士の一部はストラスブールへ出発したが、出廷することは出来ない。

<記者会見>

判決が出た後、欧州評議会においてオジャランの弁護士らは記者会見を開く予定だ。

欧州評議会の左派グループからイタリアのヴィットーリオ・アニュレット議員とフェレクナス・ウジャ議員が会見の準備を整えた。

記者会見にオジャランのイギリスの弁護士団からマーク・ミュラー氏、トルコでの弁護士団からアイセル・トゥールック氏、ドイツでの弁護士レイナ・オッツ氏そしてロンドンに本部があるクルド人権プロジェクト代表ケリム・ユルドゥズ氏が加わる。

<エルドアン>

エルドアンは行政裁判所の137周年記念のために大国民議会で行われた祝宴の席で、記者たちの質問に答えた。

「欧州人権法廷裁判所がオジャランに判決を下すが、それに関して何か構想はあるのか?」という質問に対し、「判決が出る前にコメントすることは適切ではない。判決が出た後で考える。そして判決の後にこれからの方向性も明らかになるだろう。」と返答した。

<ファイナンシャルタイムズ>

イギリスのファイナンシャルタイムズ紙は今日「トルコのEU支持者が減る」という見出しで、トルコ世論のEU加盟への支持が減少したとのアンケートの結果を伝えた。

同紙上において、1999年のオジャランの裁判について欧州人権法廷裁判所で「公平裁判権の違反にあたる」という判決が下されるであろうことにより、トルコでEUへの反発が過剰の愛国心によって高まっているとの意見を載せた。



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( 翻訳者:塚田真裕 )
( 記事ID:67 )