獄中のオジャラン「オジャランの生活費は日額2百万トルコリラ」(Milliyet紙)
2005年05月07日付 Milliyet 紙

法務省は、アブドゥッラー・オジャランのために一日あたり2百万の食費以外の支出はされていないことを報告した。

 法務省調査裁判官のアフメト・タシュクンは、刑務所に関する報道において出ている情報を集めて『報道における刑務所と真実』というタイトルの本を出版した。

 法務省のジェミル・チチェックも序文を執筆した書籍において、報道されているアブドラ・オジャランがイムラル島で快適に暮らしていることに関する批判を始めた。アブドラ・オジャランがイムラル島で単独で拘束されていることが「他の受刑者や囚人には与えられない贅沢と特別待遇の中で保護されているという誤解の原因になっていること」が明らかにされた。刑務所にいる全受刑者と囚人の食費が一日当たり2百万リラであることを説明している同書では「話題となっている受刑者へもこの範囲内で食料が与えられている。どんな余分な出費も論外である。」と言及され、アブドラ・オジャランに関する以下の情報が提供された。

 「似通った環境の他の受刑者たちにおいてもそうであるように、話題の人物は個室で保護されていて、一日二回の適切な時間に刑務所の庭に出ることができ、新聞や雑誌を読め、FM放送を受信する一台のラジオを聴けるのである。罪人へ与えられたこの権利は、国際的な協定で明確にされた権利のひとつで、他の刑務所にいる全ての受刑者と囚人も同様の権利を享受している。」

 オジャランはまだ専門医を要求したことがない

 報道にしばしば登場する、アブドラ・オジャランのために専属の医師が用意されていることに対する批判については「受刑者の専属に割り当てられている医師はいない。刑務所にいる医師がイムラル島にいるスタッフも診察している。」とした。

 オジャランがアンからのバカンルクにいた時から現在に至るまで書面でも口頭でも専門医を要求したことがないことが強調された。しかしながら、一時期オジャランが深刻な体調不良に陥ったことが明らかにされた。




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( 翻訳者:藤巻晋也 )
( 記事ID:71 )