欧州人権法廷裁判所は長い間、審議されていたテロ組織のリーダー、アブドゥッラー・オジャランに関する判決を下した。欧州人権法廷裁判所の控訴審議所である大法廷は、オジャランの弁護士らの申し立てに対し「公正裁判権の違反にあたる」という理由でこれを認めた。
欧州人権法廷裁判所協定の違反に当たるとする条項は次の通りである。
第6条:公正な裁判を受ける権利
第5条:身体的自由及び安全の権利
第3条:拷問・非人道的な取り扱い・処罰等の禁止
この議論は46ヶ国の大使からなるストラスブルクの欧州評議会閣僚委員会へ移され、最終的な判決は欧州評議会の閣僚委員会が下すことになっている。委員会の判決は「再び裁判の必要があるのかないのか」という問いへの答えになる。なお、委員会での議論は少なくとも一年はかかると予想される。
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( 翻訳者:塚田真裕 )
( 記事ID:83 )