キルギス民衆、またも路上を埋めつくす(Radikal紙)
2005年06月18日付 Radikal 紙
(ビシュケク発)
キルギス共和国では、アスカル・アカエフ大統領が退陣した3月24日の「チューリップ革命」直後から、7月10日の大統領選を前にした緊張が高まっている。暫定政権が不安定で統制が取れていない中、大統領選への立候補をキルギスとカザフの二重国籍の故に認められないウルマトベク・バリクタバソフの支持者1,000名が、昨日、大統領宮殿を襲撃した。治安部隊は同運動を実力行使で鎮圧した。
暴動グループが建物内から出てこないと知るや、治安部隊が介入した。同暴動は、アカエフがロシアへと移住せざるを得なくなり、クルマンベク・バキエフが暫定大統領に就任して終結した革命以降、不安定要素が増加したことの証左であった。選挙遊説中のバキエフはビシュケクへ戻り、「私は、アカエフのように宮殿を見捨てたりしないつもりだ。暴徒が力に訴えても、我々は宮殿を使っていく。」と語った。買い物客が殺到して商店は在庫が尽きる一方で、民衆は食料品の備蓄をはじめた。ビシュケク在住トルコ人の一部は、目立つ家々に集まった。
■法務局、占拠される。
ジャララバードでは、革命の地方指導者であるヌルラン・ニシャノフの逮捕直後に200名が法務局を占拠した。ニシャノフには、中央銀行からの538,000ドルの不正所得容疑が掛けられている。
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( 翻訳者:長岡大輔 )
( 記事ID:253 )